神奈川県川崎市の塾|OKUNO塾のつぶやき

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1対2の指導は本当にもったいない

塾の指導形態は、集団指導と個別指導に大きく分かれます。

集団授業についていけない生徒や、丁寧な指導を望む生徒が、個別指導塾に通うケースが多いです。そのため、学力の低い生徒たちが集まります。

個別指導はほとんどが1対2や1対3、中には1対6までを個別指導と呼んでいる塾もありますが、1対2以上になると、生徒が解いているときに先生は他の生徒を指導しているので「解く過程」を先生は見ません。

勉強の仕方がわかっていない生徒は「どこで悩むのか?」「どういうふうに解いているのか「どの部分で間違えたのか」など、過程を見ないといけないので、このような生徒に1対2の個別指導はおすすめしません。

にもかかわらず、勉強の苦手な生徒が1対2の個別指導を受けていることが多々あります。ちなみに私の考えでは1対1以外はすべて集団指導です。なぜなら解く過程を見ないからです。

また、個別指導の場合は先生が大学生です。大学生の先生は問題ないのですが、時間給・コマ給というシステムが良くないです。集団指導であれば2h〜3hほど授業準備がありますが、個別指導のバイトの先生が2h〜3hも前に塾に来て予習をすることはほぼないです。授業分しかバイト代は出ないので、何時間も前に来て勉強はしないですよね。

丁寧な指導には、授業準備が欠かせないです。直近の過去問に今日の授業の類題があればその問題を生徒に解かせてみたり、社会は地図を見せながら授業をした方が理解しやすいのではないか?など「教え方」にこだわることができます。(テキストを説明するだけの授業なら準備時間は不要です。)つまり、丁寧な指導が1対2指導では、できないと思うわけです。

以上のように「解く過程も見ない」「丁寧な指導もできない」ので、1対2ではなく1対1をおすすめします。ちなみに1対2は、勉強が得意な生徒には良いと思います。基本はすべて自分で出来るけど、一部の難しい問題だけ質問したい!という生徒にピッタリでしょう。