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コーヒー豆とカカオ豆の生産地

今日のつぶやきは

本日行われた模試の問題から。

 

適する方を選べ:

キリマンジャロ山があるアフリカ州の中東部では( コーヒー豆・カカオ豆 )の世界有数の産地であり、キリマンジャロ山の斜面でも栽培が盛んです。

 

問題自体は「キリマンジャロ」のヒントがあるので、

とても簡単。

 

ブルーマウンテンやエメラルドマウンテンキリマンジャロといえば、

おいしいコーヒーの産地である。

 

もし問題文に、「キリマンジャロ」がなかったら良い問題だと思う。

 

なぜならカカオ豆もコーヒー豆もアフリカの中央が主要な産地だからである。

 

アフリカの中央西側のコートジボワールギニアはカカオ豆の産地。

こちらは低地である。

 

一方でアフリカの中央側は、標高が高く、コーヒー豆の産地となっている。

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https://gakusyu.shizuoka-c.ed.jp/shakai/sekaino_kuniguni/07_0_01_africachikei.html

 

カカオ豆は、300メートルくらいの低地で作られることが多く、

基本的に標高1000m以上では作られない。

 

一方で、コーヒー豆は山で作られる。

コーヒーが山で作られる理由:

昼と夜の寒暖差が大きいからである。昼間に光合成を行いエネルギーを溜め、夜に木を大きくするためにそのエネルギーを使用する。ただ山の夜は気温が低くなるため、エネルギーを消費しようとせず、種子に養分や糖分などを蓄えようとする。すると美味しいコーヒー豆になる。

 

ちなみに、問題文にキリマンジャロがない場合は、

ナイル川の水源がアフリカ中央側ということを理解していれば、

東側が高地となっており、コーヒー豆の生産地と

予想することもできるだろう。

 

地理は、生活の中で学ぶことも多い。

勉強しているときだけではなく、

買い物中や、テレビを見ているときでも

学ぶことができる。

むしろそういう時間を増やしていって欲しい。