神奈川県川崎市の塾|OKUNO塾のつぶやき

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行動変容までが塾の役目

勉強が一人でできるようになる。

つまり、

自走できるようにさせるのが

塾の役目だと考えている。

 

自走できるようになるには、

勉強の仕方と、勉強量の基準を

教えないといけない。

 

特に塾に入ったばかりの生徒は

この2つを知らないことが多い。

 

勉強の仕方でいえば、

・できる問題とできない問題に区別する

・できない問題をできるまで復習する

・自分のための勉強だと思って、ズルはしない。

・毎日5教科を満遍なく入れ、ムラを作らない。

などなど教えることばかり。

勉強の仕方がずれていると、

努力しても結果は伸びないので、

正しい方法を教えないといけない。

非常に大変である。

 

ただ大変なのは、教えることではない。

それは、

教えたことを定着させること。

 

これが本当に大変。

勉強ができないのには理由がある。

 

ほとんどの場合、答えを写したりするなどの

ラクなことをしているからである。

解けなかった問題の復習をしなかったり、

答え合わせはしても解説は読まないなどなど。

(合っているかどうかしか見ていない)

ラクだけど伸びないことをしているので、

勉強ができなくなる。

 

多くの塾では、

勉強を教えることはするが、

生徒に勉強をさせるまではしない。

 

たとえば、宿題は出しても

答えを写していたり、復習をしていなくても、

「まぁそれは生徒の責任だから。」

で終わり。

 

昔勤めていた塾ではそうだった。

勉強ができない生徒なのに、

宿題では全部丸がついている。

見た瞬間にちゃんとやっていないとわかる。

 

でも大勢の生徒がいると、

そんなこといちいち指摘している時間がないし、

写したかどうか、100%の確証があるわけではないので

指摘しづらい。もし指摘しても

親が「うちの子はちゃんとやっていると言っているのに、先生は答えを写していると思うのですか?」

と言ってくることもある。

 

「いや、どう見てもちゃんとやっていないから指摘したのに」

と心の中では思っても「すみません」で終わっていた。

 

でも、今は違う。

たとえ親御さんにそう言われたとしても、

ちゃんと思ったことは伝えるようにしている。

そもそも生徒の行動を変えないと、

学力は伸ばせない。

行動変容までが塾講師の仕事である。

 

言うだけなら簡単。

でも、行動まで変えようとさせると非常に大変。

結果にコミットしないといけないから、

生徒の行動を変えるしかない。