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小学生の音読 その2

音読の重要性について、

わかりやすく説明するため、

小学生の文章問題から抜粋してみる。

学者たちは、「イグアノドン」とはべつの、古代の動物のほねの化石を調べた。

 

この文を生徒は、

「イグアノドン」と ハベツの

と読んだ。

 

もちろん、

「イグアノドン」とは ベツの

と読まないといけない。

 

「別」という漢字を習っていないので

ひらがなで書かれている。

だから間違えやすい。

 

こういうのは、

音読をしてもらって、

それを先生がチェックしない限り

見つけられない。

 

このように、音読は

言葉の使い方を正しくしたり、

間違ったまま覚えて癖になってしまうことを防ぐ

効果がある。

 

低学年であればあるほど、

効果は絶大だと思う。

 

ちなみに、音読をさせなくても

文章問題自体は解ける場合が多い。

 

でも、音読をさせると、

子どもたちの語彙がいかに少ないかを

実感するはずだ。

 

だから、

塾では先生が、家庭では親御さんがチェックして

言葉を覚えさせる必要がある。

 

小学生には言葉の区切りが難しい。

オックスフォード大学という言葉が

文章に出てきた時、

オック スフォードと区切る生徒がいたり、

 

地しつ学者という言葉が

文章に出てきた時、

ちし つ がくしゃ と区切る生徒がいたりする。

 

でも音読をすれば、

確実に言葉を覚えていくし、

書かれた内容を理解する力がつく。

この力は国語だけでなく、

英語でも数学でも社会でも理科でも

全ての教科に必要なスキルだ。

 

だから、ぜひやって欲しい。

OKUNO塾では、必ず国語の音読チェックを

授業のときに行なっている。

・大きな声でハキハキと、

・スピーディーに

・書いてある文字通りに

読めているかをチェックする。

 

間違えは3回まで。

それ以上間違えたらもう一回自分の席で

音読の練習をして、ばっちりになったら

またテストをしに来る。

 

音読テストを始めて、

どんどん文章が読めるようになってきている。

語彙力だけではなく、区切りを意識できたり、

正しく読解できるようにもなっている。

副次的な効果はたくさんある。

 

塾でも家でも

どんどん音読をさせよう!