勉強をすれば誰でも伸びる?
いや、そんなことはない。
もし量をこなせば誰でも伸びると
思っている人は、
自分は勉強の才能があったからだろう。
とても恵まれている。
そして同時に無知である。
自分が努力せずにできたことを
他の人は努力してもできない
ということはたくさんある。
勉強でもそうで、
どれだけ量をこなしても、
勉強の仕方がダメなら伸びていかない。
勘違いしないでいただきたいが、
量はもちろん大事だ。
まずは、勉強量を増やすこと、
これをOKUNO塾でも意識しているし、
だからこそ毎日宿題チェックをおこなっている。
でも、量をこなすだけでは
偏差値50くらいで止まる。
だから、勉強の仕方も
どんどんレベルアップしていかないといけない。
つまり勉強の質を上げていくことも大事になる。
たとえば、
質が悪いノートをお見せすると
こんな感じ↓
いっぱいダメなポイントがある。
ダメなポイントその1
・間違えた答えを書いている。
CuSO4はCu(2+)とSO4(2-)なのに、答えはCu(+)とSO4(-)と書いている。
ダメなポイントその2
・部分的にしか直さない
赤字のところを見ると、2を書き加えるだけ、矢印を書き加えるだけなど、一部分しか直していないので、正しく一通り書いていない。例えば、英単語の勉強で、図書館を間違えてlibralyと書いても、直すのはlをrにするだけで、一通りlibraryと書いていない。
ダメなポイントその3
・解答を書くだけで解説は書かない
答えを書くだけなので、なぜそうなるのかなどの解説や、覚えるための工夫・メモを書いていない。
1つのノートを見るだけで、
いろいろなポイントがある。
勉強は、些細なことが変わるだけで差がつく。
テスト勉強のやり方って、できる人同士なら、この定番問題集3周やるだけやん、うんうん、そうだよね、みたいなことなんだが、世の中の大半の人を観察するに、それを真似していてもなんかディテールで違って、非合理的な所作が多いんだわ。だから、同じ時間かけても差がでるんだわ。ビジネスしかり。
— Kazuki Fujisawa (@kazu_fujisawa) 2019年12月7日
できる生徒は当たり前にやっていることも、
勉強が苦手な生徒は、
先ほど見せたノートみたいになっていることが多い。
これでは、伸びない。
なぜOKUNO塾が毎日宿題チェックをするのか
というと、
「勉強の仕方までチェックするから」である。
だめな勉強法は生徒に伝えるし、
・なぜそれがダメなのか
・どうすれば良くなるのか、などを
授業中に議論させることもある。
ここまでやらないと
生徒の勉強方法は変わらないし、
学力は伸びていかない。
OKUNO塾は、
なぜ入塾テストを行なっていない
(学力でフィルタリングしていない)のに、
生徒の学力が伸びるのか?というと、
愚直にこういうチェックをして、
生徒に伝え、
改善させるからである。
ものすごく地味だし、
生徒とぶつかることも多いけど、
それでも放置して良くなることはないので、
全力で向き合って、
学力を伸ばしている。
些細なことが本当に大事。