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地理は最も知識差の大きい科目

中学1年生の定期テストが返ってきたので、振り返りをしていた。

 

イスラム教を信仰する人が多い国を当てる問題で、選択肢にはタイ・インドネシアがあった。

 

これに悩んだらしい。それを聞いて、少し驚いてしまった。

 

 

 

というのも、タイ=仏教の国というイメージが出来上がっていないのだ。

 

これは、勉強したからとか、授業で習ったからとかではなく、日常生活で知ることだと思う。

 

テレビや本など、なんでもいいけど、普通に生活していたら知れるよね?と感じる。もちろん海外旅行でタイに行ったことのある人なら当たり前のように知っているだろう。

 

昔いた生徒で、ロシアを指差して、ここが韓国ですか?と聞かれたり、東北に福岡県が入っていると思っている生徒がいたり、地理ってそもそもの生徒の知識差がものすごくある。

 

これは家庭環境に依るものだろう。

 

生徒の地理の知識があまりに貧弱だと、家族旅行とか連れて行ってもらっていないのかな?お父さんが出張でどこかに行ったらお土産を買ってきてもらえないのかな?とかいろいろなことを考えてしまう。

 

 

 

勉強時間内だけで地理を覚えることは、非効率的だし、何より実体験がないと記憶に定着しにくい。旅行に出かけ、その土地を自分の目で見て、自分の足で歩き、名産品を食すことで得た知識は一生記憶に残ると思う。

 

中学生になると、そんなに旅行にいく時間も無くなるだろうから、小学生のうちに家族でさまざまな地に赴いてほしい。それだけで、地理は好きになれるし得意になれるはずだ。

 

さすがに世界旅行は簡単に行けないから、テレビや本などで疑似体験するしかないけど、国内であればある程度は行けるだろう。

 

ぜひ、勉強時間外でも地理のことを勉強してほしい。楽しみながら5感を使って得た知識がいかに重要か。親御さんにもぜひご理解いただきたい。