知り合いの親御さんは、子どもを塾に入れる基準があるらしい。
それは、
「挨拶ができるかどうか?」
挨拶ができないうちは、まだ塾には入れない。というより習い事をさせない。
人前に出て、挨拶ができるようになるまでは、さまざまな場所で練習をして、できるようになったら、習い事をスタートする。
挨拶は家庭内で、親が教育しないといけないこと。という考えである。
この考えは、非常に大事だと思う。
挨拶はコミュニケーションのスタートなので、挨拶ができないと、人間関係でうまくいかないこともあるだろう。
勉強云々の前に、まずは挨拶ができるようになってほしい。
こういうことは、他人から教わることではなく、親から教わることだろう。
挨拶と同じように親から教わるべきだよね?と思うことはいくつかある。
たとえば、生徒たちを見ていると、自分が使った机の上に消しカスが大量に残ったまま帰る生徒がいる。ちょっと残っているくらいならいいんだけど、大量に残ったまま帰られると、うーん。。と思ってしまう。
もちろんこういう生徒はかなり少数だが、できれば親御さんが教えておいてほしかったことである。
一方で、ものすごくしっかりとした生徒は大勢いる。
自分が落としたゴミじゃないのに拾ったり、自分が使っていない机を掃除したり、これは逆に親御さんの教育が行き届いているなぁと思う瞬間である。
椅子をちゃんと机の下にしまって帰るだけでも、ちゃんとしているなぁと思う。
小学生とか中学生とか、年齢は関係なく、できる子はできる。
だからやはり親御さんの教育の賜物なんだろうなぁと思う。