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親御さんは二極化する

これまで大勢の生徒の合格・不合格を見てきた。受験に関して、毎回思うことなのだが親御さんの性格は二極化する。これは特に中学受験で顕著だった。

 

たとえば偏差値55の学校を志望校とする場合を考えてみよう。

 

ある親御さんは、子どもの12月時点での偏差値が60を取れていても心配する。「最後まで何があるかわからないから」と言う。指導している先生が、おそらく受かると思いますよ。と伝えても、かなり心配なようで、最後まで気を抜かない。

 

一方の親御さんは、子ども12月時点での偏差値が45で、「最後まで何があるかわからないから」と言う。指導している先生が、合格は難しいと伝えても、最後の追い込みで、猛勉強をすれば間に合うかもしれないと思っている。一発逆転を狙うタイプだ。

 

 

このように、親御さんの性格は二極化することが多い。

 

 

当然結果としては、前者は高確率で受かり、後者は高確率で落ちる。

 

 

 

この話は、客観的な指標を重んじるか、主観的な判断をするかということでもある。客観性が強ければ、無茶なことはしないし、最後の1ヶ月で偏差値が10も上がるなんて思わない。もっと早くから手を打っておくべきだけど、そうせず、あるいは効果の薄い選択肢を選び続けてしまい、最後の最後でなんとかしようとする。

 

一方で、客観性な指標を重んじる場合は、行動が早い。中3で塾に入れるとかではなく中1からすでにスタートさせている。中学受験の場合は、小4で塾に入るはるか前から、いかに家庭内で学習させるか、学習習慣を身につけさせるか、を考え取り組んでいる。

 

生徒にもよく言うが、先回りして行動することは非常に重要だ。

 

今は中学受験の生徒を見ていないので、あまり後者のタイプの親御さんには出会わないが、中受対策の塾をもし始めたら、このような親御さんだらけになるだろう。