神奈川県川崎市の塾|OKUNO塾のつぶやき

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算数・数学は答えが合っていればOKではない。

最近よく生徒に言うこと。

 

それがこれ、

 

算数や数学は答えが合っていればOKではなく、いかに早く正確に解けるかが重要だ。

 

 

たとえば、今日の中1数学の平均を求める問題。

 

63, 62, 57, 54, 70, 68, 62, 55, 65, 51

 

この10個の数字の平均をどう求めるか、ほとんどの生徒は、63+62+...と全部の数字を足して、最後に10で割るという方法だった。

 

これでは、時間もかかるし、ミスもしやすくなるし、何より暗算で解けない。

 

できれば算数や数学は暗算で解けるように、計算の工夫をしてほしい。

 

今回の問題で言えば、自分で基準を作って(基準を60としよう)そこから+にいくつ、-にいくついったか考えれば良い。

 

これなら暗算でできる。

 

 

 

63, 62, 57, 54, 70, 68, 62, 55, 65, 51

 

63は+3、62は+2...と数えると、+30

 

57は-3、54は-6...と数えると、-23

 

合計+7なのでこれを10で割って+0.7

よって答えは60+0.7=60.7となるわけだ。

 

これなら筆算を用いずとも暗算でできる。

 

 

 

小学生も中学生も、こういう工夫をいかに行わせるかが重要だ。

 

小学生には、計算の工夫をさせるための塾オリジナルの問題を生徒に解かせているし、中学生には、授業中にどう解くかを意識して説明している。今日の平均の求め方も説明した。そして、その方法を使って問題を解かせた。

 

 

生徒たちは、解き方を教わると、どんどんその方法を使ってくれるので、解き方がアップグレードされ、スピードや正確さがぐんと上がる。

 

これこそ塾の授業を受ける意味だと思う。

 

一人で勉強していたら、答えが合っていればいいやと思いがち。

 

なかなか、自分の解き方が本当にベストなのか?などと自問自答はしないだろう。他者の良い解き方を知り、それを真似て、自分のものとしていくことで、どんどんレベルが上がっていく。

 

 

だからこそ先生は、生徒のレベルが上がるよう、より良い解き方を勉強し続けないといけない。