神奈川県の高校入試について、ちょっと思うこと。
それは、志願変更期間の倍率の開示の仕方である。
志願変更期間とは、
『A高校を受験しようと思っていた受験生が、やっぱB高校にします!』
と受験する高校を変えられる期間のことである。
なぜこんなことが起きるかというと、
2月1日に最初の高校ごとの倍率が発表され、その数値を見て
「A高校は倍率が高すぎるからB高校にしよー。」
とか
「うちは絶対公立じゃないとダメって言われているから、A高校だとリスク高いなぁ。」
のように、
合格確率や家庭事情などによって、志望校を変えるというわけだ。
志願変更期間は、3日ほどあり随時、その日の倍率が高校に貼り出される。
だから、志願変更1日目、2日目、3日目の暫定倍率を知りたければ、高校に行って見るしかない。
とはいえ、そんなことは基本的にできないので、
在校生が、SNSなどにアップした写真をどうにか見つけて、倍率を知るしかない。
翠嵐高校のように、受験熱の熱い高校は、多くの在校生がSNSなどに倍率をアップするが、在校生が一人もネットに情報を投稿しない高校もある。
そうなると、実質倍率を知ることは不可能である。
高校側からしても、わざわざ入口の窓などに、現在の倍率を毎日貼らないといけないわけで、手間だ。
なぜこんなアナログな方法をとっているのか、甚だ疑問である。
開示するなら、ネット上で全員が見られるところに公開すればいいのに。
しかも、現に最初の倍率と最後の倍率は神奈川県の教育委員会が発表する。
なぜ間の期間だけ、教育委員会ではなく学校ごとに、それも「張り出し」というスタイルで公開するのか?本当に不思議である。
倍率は、その数値を見て志願変更をするほど、重要な情報である。
にもかかわらず、情報へ誰もがアクセスできないことに、非常に違和感を覚えている。
もし教育委員会ではなく、高校ごとであったとしても、各校のHPに載せるなど、要は誰もが見られる状態にすればいいと思う。
早く改善してほしい。