中学3年生は、受験が終わり残りの授業は2回ほどだ。
OKUNO塾では、入試が終わった中3生向けに
高校数学の授業を残り数回の中で行う。
昨日で、すでに「平方完成」の単元まで終了した。
平方完成は、一般的に高校1年生の夏休み明けくらいに習う単元だろう。
今の中3生が高校生になっても、
ある程度有利になるのではないかと思っている。
いま、なぜ先取りをしているか?というと、
やはり高校生になってからが心配だからである。
高校では、
勉強は急速に進み、難易度も上がる。
たとえ偏差値の高い高校に進学しても、
10~20%くらいの生徒は落ちこぼれるのではないかと思っている。
特に数学は全然ついていけなくなる可能性がその他の科目に比べて高いので、
今授業で先取りをしているのだ。
自分自身、高校生になって数学はすぐに落ちこぼれた。
部活ばかりの生活で、毎日家に帰ってくるのが21時すぎ。
部活以外のクラブでの練習がある日は、22時過ぎだった。
家に帰って夕飯を食べ、特にゲームなどもしていなかったが、
勉強もしていなかった。
家で勉強をしなくても、
なんの影響もなかった中学校時代と異なり、
高校は、簡単に落ちこぼれていく。
そんな経験を自分自身がしたから、
生徒たちには中学校の延長で高校を考えるな!と伝えている。
予習復習が大事であること!
数学は、1人で本で勉強するな!
とも伝えている。
高1のときから塾に入り、
すぐに質問できる人を確保しておいた方がよい。
中学生の頃のように、
できなくなったら塾に入れればいいや。では手遅れだ。
だからとにかく早い段階で、できなくなる前に、行動をしないといけない。
この危機感を持っていないと、大学進学は甘くないよ。
高校と違って、倍率は10倍近くなることもよくあるのだから。