中学3年生が卒業してひと段落と思いきや、
怒涛の体験生ラッシュである。
卒業した中3生よりも多い人数の体験生がいる。
やはり3月は、そういう時期なんだなぁ。
特に新中2が多いのは、神奈川県の入試制度に理由がある気がする。
神奈川の公立高校入試では、2年生の後期の内申点から高校受験で見られる。
内申は一気には上がらないから、2年生の前期のうちに塾に入り、後期に間に合わせようということだろう。
実際、2年生の前期に塾に入った方がいいし、
もしすでに塾に入っていて成績が伸びていないなら、
2年生の前期までには変えた方がいい。
もちろん、早く行動したほうが良いので
2年生よりも1年生のうちに塾を変えたり、塾に入ったほうが良い。
これをずるずる、まだ大丈夫、まだ大丈夫と考えていると、
と考えていると、どんどん志望校合格が遠のいていく。
特に、一人っ子や長男長女など、
はじめて神奈川県の高校入試を経験される場合は、
想定の甘さに気づくことが多い。
特に
内申に関して。
面談をしていも、
「えっそんなに内申点が必要なんですか!?!?」
と言われることが多々ある。
たとえば、近隣の新城高校で言うと、
合格者の平均内申点は40近くある。
つまり、
5 5 5 5 4 4 4 4 4
ということ。
これでようやく新城に合格する人たちの平均になる。
もし、内申点が36だとしよう。
40に比べて4つしか変わらない。
4 4 4 4 4 4 4 4 4
ということだ。
神奈川の高校入試は内申点が最終的に3倍されるので、
(2年1倍、3年2倍)
36だと、40の人に比べて合計12の内申点の差になる。
たったそれだけと思うかもしれないが、
新城高校の場合、内申点12点の差は試験の点数
45点
に相当する。
つまり内申36の生徒が内申40の生徒に勝つためには
45点以上取らないといけない。
簡単に言うと-45点からスタートするということだ。
だから、内申点は高い方が良い。
また、各高校の平均内申点は把握しておいた方が良い。
でないと、
自分の子どもの内申点と志望校の内申点があまりにもかけ離れている
なんてことが起きてしまう。
すると、合格は難しい。
だから早めに内申点の対策をしたほうが良い。
副教科ももちろん対策をしよう。
数学も家庭科も同じ内申点なのだから、数学だけ頑張ればいいなんてことはない。
いずれにせよ早く行動を!
中3からでは巻き返しが難しいので、
特に内申点に3がちらほらある生徒は、早く動いたほうが良い。