小学生クラスの国語を取っている生徒には、
毎回必ず音読をしてもらう。
音読は非常に効果のある勉強なので、ぜひ日頃から取り入れてほしい。
でも注意点がある。
それは、ただ音読をさせるのではなく、ちゃんと親や先生が音読内容をチェックすること。
理想的には、音読用の教科書を2冊購入し、
1つを子どもの音読用に、
もう1つは親や先生が、正しく読めているか確認用にするとよい。
すると、
いかに読み飛ばしや、勝手に言葉を作ることが多いかがわかるだろう。
読みとばしや、勝手に言葉を作ってしまうと、
たとえば、次のような問題で間違えてしまう。
『自然に体が動く』という言葉を作らないといけないのに、
『に』が抜けてしまう。
こういう穴埋め問題でのミスが非常に多い子は、
日頃から音読で読み飛ばしを頻繁にしてしまう。
一言一句正しく読む。という癖がなく
雰囲気で読んでいるので、
脳内で勝手に『に』を足してしまうのだ。
些細なミスかもしれないが、
こういうものはケアレスミスとして片付けるのではなく、
ちゃんと音読をする(もちろん親や先生がチェックしながら)などして対策をしていかないといけない。
OKUNO塾では必ず先生の前で音読テストがあるので、
地道に音読練習を続けて、少しずつ読み飛ばしを減らしていく。
そうすることで、国語の問題のミスも少しずつ減っていく。
一朝一夕には上達しないけど、
コツコツと続けていけば、できるようになっていく。
時間がかかるだけに、なるべく早いうちに
音読は始めておきたい。