ちょっとびっくりした話 ↓
中学卒業した1000人のその後…
— 高島屋麗子・バイリンガル教育・塾無し小受🌸・共働きワーママ (@hbmama14) 2022年3月19日
→高校進学970人
→高校卒業896人
→4年生大学現役進学413人
→大学を4年で卒業331人
→正規雇用240人
→正規雇用後、3年間離職なし163人
「普通」と語られがちなルートを辿れるのは、実は中学卒業1000人とすると163人
『現場で使える教育社会学』より(2009年データ使用)
高校・大学に現役で進学し、留年せずに就職後3年間働くってのは、2009年のデータですでに1000人中163人しかいない。
少ない!!
と思ってしまった。
高校→浪人留年なし大学→就職3年という流れは
『一般的』だと思われるかもしれないが、全く『一般的』ではないのだ。
難関大学とか、東証一部上場企業などに絞るとさらに数が少なくなる。
さらに
2009年時点で163人なのだから、2022年現在はもっと人数が減っているだろう。
当たり前のように、大学に進学し、当たり前のように就職するというのは、
全然当たり前ではなく、難しいことなのだとわかる。
この中で、最も数が減るのは『高校卒業→現役で大学進学』の間である。
それだけ、大学入試は難しいということだ。
中学生の延長で高校生を考えていると、勉強についていくことはほぼ不可能だ。
中学と高校は全く別物だと思っておいた方が良い。
中学では成績優秀でも、高校に行ったら落ちこぼれたなんて話はよく聞く。
高校の勉強は授業の前に塾などで予習をしておかないと、ついていけなくなる。
また、一度ついていけなくなると、取り戻すのに膨大な時間がかかる。
だから、「ついていけない」と感じる前に対策をしないといけないのだが、
中学の延長で考えている人が多いので、成績が悪くなってから塾や予備校を探す人が多い。
そして、大学受験は失敗する。
だから、まずは「高校の勉強は予習ありき」と認識することだ。
これだけでも、だいぶ大学進学率は変わると思う。
新高1の生徒は今はほとんど勉強していないかもしれないが、
それでは落ちこぼれる可能性が高い。
今のうちに、できるだけ予習を進めておき、
常に学校の授業よりも先に進んでいる状態を保つこと。
これを心がけてほしい。