教育系のメディアや、さまざまな塾の先生のブログを読むと、
・中学受験はすべきか??
・勉強するなら朝が一番!
・賢い子どもに共通すること
のように、過度に一般化された記事をよく目にする。
が、
過度に一般化された記事を読む時は、
話半分に聞くつもりでいたほうが良い。
(余談)
自分自身もブログを書く時は、一般化して書くことがあるので、なんとも言えないのだが、書く側からすると、一般化しないと特定の生徒のことを書くことになってしまうので、それはできない。
あとは、いろんな人に読んでもらうので、具体性が強すぎるよりもやや一般化した方が伝わりやすいとも思っている。
本音を言えば、特定の生徒のことを具体的に書きたいけど、なかなかブログには書けないね。
では、なぜ話半分に聞いた方が良いかと言うと、
教育は一般化できない部分が非常に多いからだ。
たとえば、
・中学校受験をした方がいいですか?
という質問には、「子どもによる。」と答えるし、
・何時に勉強するのが効率的ですか?
と聞かれても「子どもによる」
・おすすめのテキストはなんですか?
と聞かれても「子どもによる」と答える。
つまり、個別具体的にその生徒の特徴などを見ないと
アドバイスなんてできない。
ある生徒にはA高校はとても良かったけど、
もう一人の生徒には全く合わなかった。
なんてこともある。
だから一般化された文章には
全てを受け入れるのではなく、
そういう考えもあるんだなぁ。程度で良い。
そもそも、
人の性格は人の数だけ違う。
この仕事をしていてよく感じることは
兄弟でも、
つまり同じお母さんお父さんのもとで育っても
性格は大きく異なるということ。
だから、一般化なんてできるはずがない。
私自身、
教育に関する記事や本は読むが、
『我が子が賢くなる60のこと』
みたいな本はほとんど学びがない。
なぜなら一般化しすぎているから。
細かい情報がほとんどなく、再現性がない。
一方で、
めちゃくちゃ具体的に書いている
教育ママのブログや、個人塾の先生ブログは学びが多い。
なぜなら、具体的に書いているから。
特に教育ママのブログは、
時系列に沿って、自分の子どものことだけを何日も記録しているから、
とても細かい情報まで読み取ることができる。
こういう細かいところに、
学力を上げるヒントや仕組みがたくさん隠れている。