神奈川県川崎市の塾|OKUNO塾のつぶやき

JR南武線 武蔵新城駅|毎日8:30更新

小学生クラスの集団化について

以前、こんなつぶやきをした。

okunojuku.hatenablog.com

 

小学生クラスは現在、

くもんと同様のスタイルである。

 

生徒は、教室でその日の勉強を各自で進め、

それが終われば、先生の机に来て

丸つけをしてもらう。

その際に、間違えた問題やわからなかった問題を

解説してもらう。

これが授業日の流れだ。

 

これを、夏休み明けを目処に

集団授業に切り替えようと考えている。

 

少しずつ、小学生クラスの親御さんに

意見を聞いている状況ではあるが、

今のところ、集団授業を望む意見のみである。

だから、実施可能性が高まっている。

今後、全ての親御さんに意見を聞き、

多数決で決める予定だ。

 

 

現状の個別指導では、2つ課題がある。

1つ目は生徒同士のつながりがないこと。

2つ目は先生の解説時間が十分でないこと。

 

 

1つ目の『生徒同士のつながりがない』に関しては、

個別だと、自分の勉強が終われば帰るので、

周りと仲良くなることがない。

 

静かでいいことではあるが、

小学生はもうすこしにぎやかでもいいと思っているし、

仲良くなる場でもあってほしいので、

集団の方が良いと感じている。

 

また、授業開始の30分ほど前から教室を開け、

授業開始までは、ボードゲームをしたり、

将棋や囲碁をしたりして和気藹々とした

雰囲気を作りたいと思っている。

こうして、塾は嫌な場所ではなく、

楽しい場所と感じてもらいたい。

 

もちろん、和気藹々の時間は授業が始まる前だけで、

授業が始まってからは、集中して勉強に取り組んでもらう。

 

 

 

そして2つ目の『先生の解説時間が十分でない』は、

集団授業に切り替える最大の要因である。

 

たとえば、現在のような個別指導の場合、

2時間で6人の生徒が来たら、

一人当たり、20分しか説明をすることができない。

しかし集団にすすれば、

一人あたり120分も説明することができる。

 

 

中学生ならば、教える量は少しで、

解く時間をたくさん取るべきだと思う。

(インプットよりもアウトプット重視)

 

しかし、小学生の場合は、

どうやって解くのかを教える時間を

たくさん取るべきだと考えている。

(アウトプットよりもインプット重視)

 

小学生はまだまだ考える力が弱いし、

考え方のバリエーションも少ない。

だからこそ、先生がいろいろな

解き方、考え方を教えてあげるべきだ。

つまり選択肢をいくつも見せてあげることが

小学生教育には良いと思っている。

 

となると、先生が説明する時間が必要なので、

集団でないと時間が足りないということになるのだ。

 

 

もちろん、集団授業にすると、

ついていけない子はどうするの?とか

逆に簡単すぎると感じる子はどうするの?とか

一人一人に合わせた授業ができなくなる。

当然デメリットもある。

だから、なかなかすぐに決められないのだ。

 

ただ、これは先生の指導力

なんとかカバーするしかないと思っている。

 

現に、中学生クラスは集団授業である。

偏差値30台の生徒から70近くある生徒もいる。

それでも、授業はできている。

それは、簡単な解き方から、難しい解き方まで

教えるからである。

勉強が苦手な子は、簡単な解き方を覚えればOKでだし、

得意な子は難しい解き方も覚えてほしい。

 

こうやって、幅広い解き方・考え方を

教えることができれば、

集団授業で学力差があっても、

皆がついていけると思う。

(ここは本当に先生の腕次第なので、頑張るしかない。)

 

実現に向けて、少しずつ準備をしていこうと思うが、

まずは、引き続き親御さんたちに意見を聞くことだ。