神奈川県川崎市の塾|OKUNO塾のつぶやき

JR南武線 武蔵新城駅|毎日8:30更新

今日、ようやく小学生クラスのテキストが決まった

9月1日から始まる小学生クラスの集団授業化、

慌ただしく準備をしてきたが、

いろいろと決まりつつある。

 

授業の要である、テキストについては

本日決定する予定。

この1ヶ月ほど、100冊を超えるテキストを実際に見てきた。

 

小学生向けのテキストって、

これだ!って思えるものが本当に少ない。

特に、英語のテキストで良いものは

全く見つからなかった。

 

英語のテキストがどんな感じかというと、

小6の一番最初のunitから

When is your birthday?

What season do you like?

It's cold in February.

が出てくる。

 

When is your birthday?

be動詞を使った疑問文を教えないといけないし、

 

What season do you like?

一般動詞を使った疑問文を教えないといけないし、

 

It's cold in February.

天気や時間などは主語にItが使われ、

そしてこのItは「それ」と訳さないことを教えないといけない。

 

にもかかわらず、

会話をしてみよう!という感じで、

全く文法の説明が載っていない。

一方で余計な絵が多すぎる。

 

確かに、とっつきやすいという意味では良いのだろう。

でも、今の中1を見ていても、

ほぼ文法の説明をしない指導方法は

結局中学生になってから困るだけだと思う。

 

こういう話をするとよく

ネイティブは文法を学ばないけど英語が使えるようになっている。

といった意見を耳にすることがあるが、

まず我々は英語ネイティブではない。

 

生活の中でほとんど英語に触れない生活をしているのに、

なぜネイティブのやり方が最もいいと思うのか?

非ネイティブであれば、しっかりと文法を学びながら

勉強するべきだろう。

もちろん、会話も大事だと思う。

当塾でも中学生にはどんどんオンライン英会話をやらせている。

 

でも会話をするには基本的な単語や文法を知らないといけない。

(個人的には中2の英語ができれば会話を始めて良いと思っている)

だから、まずは単語と文法を教える。

文法と言っても、メインは品詞の理解と語順だ。

英文法はこの2つが何より重要だ。

それを小学生にも教えていくためには、

小学生用のテキストでは不十分。

だから、中学生向けのテキストを使って授業をする。

 

こういう枠にとらわれないテキスト選びができるのは

個人塾の良いところだよね。