先日の中学1年生向けの授業では、
じっくりと高校受験の話をした。
なぜ中1に高校受験の話をするのか?
早すぎないか?
と思う方もいるかもしれないが、
理由は、内申点にある。
神奈川県の高校入試は、
内申点+当日の試験点数(特色検査含む)でほぼ決まる。
当日点は入試の日の実力次第だけど、
内申点は中2から高校受験に使われる。
つまり、中1の生徒からしたら、
1年後の成績が高校入試に利用されるのだ。
こう考えれば、決して早すぎることはないだろう。
毎年、多くの卒業生が
「内申点対策を中1からやっておけばよかった」と言う。
先輩たちの意見は重要で、同じような後悔を
後輩たちにはさせたくないと思い、
1年生のうちに、高校受験の仕組みを教える。
いかに内申点が重要なのかも教える。
たとえば、近隣の新城高校は442型、
つまり内申点400、当日点400なのだ。
これが何を意味するかというと、
当日点と同じ点数を内申点が持っているということ。
だから、当日いくら点数が良くても
内申点が低ければ合格する可能性はかなり少ない。
ゆえに、早いこと内申点対策をしておかないといけない。
しかも内申点は一気には上がらない。
オール3だった生徒が、テストで1回良い点数を取ったくらいで
オール4になることはまずない。
1年でせいぜい4科目くらいしか上がらない。
だから、中1の時に内申点の重要性を伝えておかないと、間に合わない。
でも、今回中1にじっくり話をしてよかったと思うことがある。
それは、1年生の生徒たちが、
「もっとたくさん自習室に行かなきゃ!」とか
「もっと勉強量を増やさないと!」と言っていたからである。
勉強へのモチベーションが高くなってくれたのはとても良いこと。
このタイミングで話をしてよかった。