当塾では、自習室で勉強をしている生徒には、
極力声をかけないようにしている。
自分で勉強することの大事さを知ってほしいし、
自立していってほしいからである。
でも例外もある。
たとえば、
自習中に全然集中ができず、
1ページに1時間以上かかってしまう生徒。
こういう場合は、頻繁に声をかける。
地味なことだけど、声をかければまだマシだ。
先生が近づいてくると、ボォーッとしていた生徒も
シャキッとする。
で、また先生がいなくなるとボォーッとする。
この繰り返し。
結局勉強ができるようになるまでは、
量をこなさないといけない。
でも、一人で勉強するとボォーッとしてしまう生徒は、
ある程度付きっきりで面倒を見てあげないと
量をこなせない。
先日は授業前に、時間があったので、
2時間ほど先生の前で勉強をさせた生徒がいた。
先生の前であれば、サクサク進む。
1ページ1時間の生徒が、5ページほど進む。
これで、溜まっていた宿題もこなせる。
こうやって、まずは量をこなしていき、
少しずつ勉強ができるようになる。
そして、点数が取れるようになれば
少しずつ先生は離れていく。
自立が最終的なゴールだから。
時間も手間もかかるけど、
やらないと伸びないからね。だからやる。
ただ、親並みに大変だね。
見れば見るほど親御さんの気持ちがわかる。