神奈川県川崎市の塾|OKUNO塾のつぶやき

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中学生とスマホゲーム

中学生とスマホゲームというのは、

切っても切れない縁だと思っている。特に男子。

 

当塾では、自習中にスマホを触ることはOKしている。

そもそも、塾の連絡は全てスマホ経由なので、

たとえば宿題の範囲を確認したくてスマホを見たり、

先生に学習計画を送るためにスマホを使うことがある。

また、調べ物をするときにスマホを使ったりもする。

 

ということで、使用は自由だ。

ちなみにゲームをしていても、特に言わない。

息抜きでやる分には別にいいし、

何より、自分でゲーム時間を抑えるように

なってもらわないといけないので、

こちらからルールを作ることはしていない。

 

みんなが真面目に勉強している中で、

「自分だけゲームばかりしていたらダメだな!」

と気づかせるのが、OKUNO塾の考えであり、

ルールで強制的に縛るようなことはしていない。

 

なぜ自分で気づかせることが大事なのか?

これには、理由がある。

以前、教えていた中学生の生徒は、

スマホのゲーム時間が制限されていた。

親御さんから1日スマホが使える時間が2時間までと

設定されており、それ以上使うと使えなくなる。

 

LINEなども含め2時間だったのだが、

その生徒は中3の受験直前まで、毎日スマホゲームをしていた。

結局制限をかけていた生徒が、一番抜け出せなかったのだ。

なぜかというと、「2時間までなら使ってもいいんだよね?」

という思考になってしまったから。

 

自分で、考えて時間を減らすきっかけがなかったのだ。

ゲーム時間を増やさないよう、

制限をかけられていた生徒が、最後までゲームをしていたのは

皮肉なことである。

 

だから、闇雲に制限をかけることは、結局逆効果であると考えている。

最初からしっかりとルールを決めてスマホを買い与えるのでなければ、

ゲームより勉強が面白い、ゲームより勉強の方が充実感がある

と思わせない限り、ゲーム時間が減ることはない。

 

だから、制限をかけることよりも、

勉強の魅力を引き出す方に努力しないと、改善しない。

これをせずに、ゲームの制限だけをしてしまうと、

全くうまくいかない。

 

だから、当塾では、ゲームにハマっている生徒には、

とにかく点数を取らせること。これを徹底的に行う。

丸暗記でも、直前に一気に覚えるのでもいい。

とにかく点数を取らせて、勉強の楽しさを知ってもらう。

これができると、ゲーム時間は自然と減っていく。