よく勉強を教えていて思うことがある。
それは、勉強が想定よりも早く終わった場合の対応方法だ。
多くの人は、想定よりも短時間で勉強が終われば、
「じゃあ、もうちょっと勉強しようか!」
と提案するだろう。
少しでも勉強をさせたいと思うからである。
でも、これはやめた方が良いと思う。
もちろん、本人が自主的にもっとやろうかな!
と言ったのであれば別だが、
親や先生が半ば強制的に勉強をさせるのはやめるべき。
なぜなら、
早く終わらせるモチベーションがなくなってしまうからである。
せっかく短時間で終わったのに、
追加で宿題を与えられてしまったら、
次はもっとゆっくり解こう。と思ってしまいがち。
それでは本末転倒だ。
そもそも、なぜ量を急に増やすかというと、
親や先生が『ページ数』ではなく『勉強時間』を評価しているからだ。
10ページを1時間でやることよりも、3ページを2時間の方が良い。
こんな評価を無意識にしているので、
早く終わったら、「じゃあもうちょっと追加しようか」
と言ってしまうのである。
でも、本来は早く解けたことは立派なことであり、
むしろ「早く解けたらたくさん遊べるね!」と
好きなことをやらせた方が良いだろう。
もし、あまりにも早く終わり、勉強時間が少ないと思うなら、
次回以降のページ数を少しずつ増やしていけばいい。
(一気に増やすのはNG)
こうやって、勉強量のコントロールを少しずつしていく。
特に小学生のうちは、
まだまだ親に勉強を見てもらう時間が長いので、
ぜひ、勉強時間ではなくページ数を評価軸にしてあげてほしい。