以前、とある塾の先生がおっしゃっていた
「退塾は空気みたいなもので、いちいち気にしていてはいけない。塾を辞めたい生徒には理由も聞かず、辞めてもらう。どんどん新しい生徒が入るのだから、むしろやる気のない人が辞めてラッキーくらいに思いなさい。」
とても人気の塾の先生だからこそ、
こういうことが言えるのだろう。
私は、まだまだこの境地には立てない。
退塾はできるだけ出したくない。
なぜか?
それは、入塾させた以上は責任を持って伸ばしたいからだ。
うちの塾では伸ばせないなぁと思うなら、入塾前に断る。
これを徹底している。
結局、ミスマッチが起きることが一番良くない。
塾選びは相性があると思っているので、
どの生徒にも合う塾というのはない。
だから体験授業を2週間受けてもらい、
合う合わないを判断してもらう。
当然、塾側でも判断する。
当塾では年間の退塾者は2名ほどである。
これはかなり少ないと思っている。
以前働いていた、個別指導塾だと、
年間20名以上辞めていた。
大手の集団指導塾だと
話を聞く限りもっと多い。年間50名以上はいる。
それでも、新規の生徒がバンバン入ってくるので
問題はないのだろう。。
今後、当塾では生徒の人数が増えていったとしても
年間5名以内には抑えたい。
だからこそ、入塾のタイミングで
「うちはしんどいですよ。ラクな塾ではありませんよ。」
と伝えないといけない。
入って欲しさに、
「楽しいよー。」とか「ラクだよー。」と言ってしまうと
おそらく退塾者続出になるだろう。