分数の計算が非常に苦手な生徒が
小中学生あわせて3名いる。
授業を通して、この3名の勉強の様子を見ていると、
とある共通点があることがわかった。
それは、分数を書く際に分子から書いているということ。
たとえば1/3であれば1から書いている。
こういう書き方をする生徒は、
大体正しく計算ができない。
別に私は分子から書いても
問題なく解ければそれで大丈夫だと思っているけど、
でも、現実的には、分子から書く生徒は正しく解けない。
なぜ正しく書けないのか?
それはおそらく、話を聞いていないから。
書き順すら正しくできず自己流になっている生徒は、
大抵の場合、学校の先生の話を聞いていない可能性が高い。
だから自己流になってしまうのだ。
物事を学習するとき、自己流の方が効率が良いというのは稀で、
誰かに教わった方が遥かに早く習得できる可能性が高い。
でも、こういう生徒たちは
そのタイミングでちゃんと話を聞いていない。
しかも、家庭学習などで親御さんも気が付かないため、
そのまま自己流の解き方が染み付いてしまい、
変な癖が身についてしまう。
話を聞いていなかった生徒にも責任があるし、
それを放置してしまった周りの大人にも責任がある。
こうやって、変な癖が身についてしまっている生徒は
勉強を全くやっていない生徒を教えるよりも大変で、
まずはまっさらな状態にするのに時間がかかる。
でも、誰かが責任を持ってやらないとね。
それがOKUNO塾の役目なんだろう。
ただ本音を言えば、最低限のことは
家庭教育でやってほしいと思っている。