神奈川県川崎市の塾|OKUNO塾のつぶやき

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とりあえず手を動かしてみる大事さ②

昨日、手を動かすことの大事さを書いた。

 

つまり、

難しい問題でもとりあえずやってみること。

手を動かして何か答えの手がかりとなることが

見つからないか模索してみること。

 

結果的に見つからなかったとしても、

このプロセス自体が価値のあるものであり、

OKUNO塾の小学生クラスでは、

毎回の授業でその大切さを伝えている。

 

日頃から、何度も伝えている効果があったからなのか、

先日の授業でとある生徒が、

自分流の解き方を説明してくれた。

 

実際の問題がこちら。

今週の日付けを日曜日から土曜日までたすと77になります。今日は木曜日です。今日は何日ですか?

 

当塾の生徒は、とりあえず書いてみることから始める。

日頃から手を動かすように言っているからだ。

もうそれだけでもすごいことだよね。

 

解き方はわからくても、

とりあえず1日〜31日まで書いてみる。

 

1・2・3・4・5・6・7・8・9・10・11・12・13・14・15・16・17・18・19・20・21・22・23・24・25・26・27・28・29・30・31

 

すると、とある生徒が「先生ー!」と一言。

「丸を囲っていたら気づいたんですけど、7日間で77になるには、真ん中の数が11になるってことですよね?』

 

 

 

 

 

すごい!

 

 

 

 

すごすぎる!

 

 

 

 

その通りだ。

 

 

 

この解き方に気づくなんてすごい!

 

 

簡単に説明すると、

たとえば3つの連続する数字を選ぶとしよう。

12・13・14。そうすると、その和は全て真ん中の数として考えれば良い。

つまり13・13・13にできるのだ。

 

 

これを手を動かしている時に気づいたらしい。

 

 

今回は7つで77なので、

全て11で統一できれば良い。

ということは真ん中の数は11。

 

 

よって、

8・9・10・11・12・13・14

となる7日間を選べば良い。

 

 

8日が日曜日ということなので、

木曜日は、12日ということになる。

 

 

こういうことに気づいていくのが、

小学生の柔軟な頭だよね。

 

何も教えていないけど、

手を動かしていたら法則を見つけてしまう。

 

しかも、教わって覚えたことではなく、

自分で見つけ出したことだから、

こういう解き方をかなり頭の中に残り続ける。

やらされ勉強になってしまうと、

もう30分後には忘れてしまうだろうけど、

能動的に問題を解いている。

 

解いているというか、発明しているに近い。

 

 

小学生の理想的な授業だと思っている。