とある小学生の計算を見ていて感じたこと。
205-197=8が正解だが、
答えには108と書かれていた。
なぜこのようなミスになるのか?
それは「式を書きなさい!」と指導されているからだと思う。
この生徒の計算用紙を見ると、
205
ー197
____
108
と筆算で書かれていた。
繰り上がりのミスなのだろうけど、
気になることは数量感覚についてである。
つまり、205から約200のものを引いて
100になるわけないよねぇ
と気づいて欲しいのだ。
「だいたいこのくらい」と考えずに、
ただ目で計算を解いているだけなので、
頭を使っていない。
するとありえないような答えになっていても気がつけないのだ。
これを防ぐには、
頭で考える練習を積むことだと思っている。
今回の例で言えば、暗算だ。
よく親御さんからも
『うちの子は式を書かなくて・・・』
と不安そうに言われることがあるけど、
私はむしろ簡単な問題でも式を書いてしまう方がダメだと思っている。
脳に負荷をかけた方が良い。
特に小学生のうちは計算問題をたくさん解くので、
できるだけ暗算で問題を解いてほしい。