中3はどんどん実践問題を解いている。
昨日の授業は、英語と数学と社会。
なるべく毎回の授業で5教科に近い科目数をやっている。
こうすることで、頻繁に復習もでき、
より忘れにくくなる。
とにかく残り3ヶ月は工夫しながら授業をしていかないといけない。
実践問題を解くこの時期は、解き方にこだわって授業をしていく。
それが如実に出るのが数学。
OKUNO塾では数学の入試問題や予想問題を使うとき、
解説の解き方を全く見ない。
なぜなら、時間がかかりすぎるから。
例えば、過去問を見ていただければわかる。
数学は本当に過去問の解説がダメダメである。
これには理由が1つあって、指導要領の中で
解説を書かないといけないという制約があるからであろう。
だから、周りくどいし時間もかかるし、全然実践的ではない。
個別指導塾とか、塾を利用していない中学生とかは、
過去問の解説を頼りに勉強しているが
残念ながら、そういう生徒は残りの3ヶ月で伸びていかない。
理由は簡単で、実践的な解き方がいつまでも身につけられないから。
30秒で解ける方法があるのに、それを使わずに解説の5分かかる解き方を
鵜呑みにしてしまうから、伸びていかない。
この時期って、一人での学習ではなく
ちゃんとサポートしてくれたりアドバイスしてくれる先生が必要。
個別指導だと大学生の先生が過去問の使い方を
熟知していない可能性があるからややリスキーである。
そういう意味でも、ちゃんとプロの先生に教わった方が良い。
今、OKUNO塾の授業では、
そういったより短時間で解ける解き方をたくさん教えている。
全く解説は読まない。
解説以上に良い解き方を、自分で発明しろ!と生徒に言っているので
生徒たちにとっては相当大変だと思う。
でも、生徒たちの実力はここから相当伸びていくと思う。
今、数学は徹底的に大問4の関数に時間をかけている。
神奈川の大問4(関数)は3問構成で作られている。
1の正答率は90%くらい、2は70%くらい
そして3は正答率が5%ほどだ。圧倒的に難しい。
ここをどうやって得点するか。
多摩高校や翠嵐高校を狙う生徒にとっては
非常に重要な問題である。
当然100人いて5人ほどしか解けない問題なので
めちゃくちゃ難しい。時間もかかるだろう。
でも、もし得点できれば配点も高いので周りと差をつけられる。
だから、徹底的に演習している。
しかも、解説に載っている方法とは違う解き方でね。
早速その効果が出てきたと思う。
解ける生徒がどんどん増えてきた。
正答率5%でも、OKUNO塾では正答率30%以上取れるのではないか?
そう思っているし、そうなるように徹底的に教えている。
残りの期間で中3はどんどん伸びていくよ。
今後が非常に楽しみである。
まだまだできることはたくさんある。
でも、戦略を間違えれば、
全然伸びない3ヶ月にもなる。
我々講師も、過去問を徹底的に分析しないといけない。
そうやって、ゴールから逆算して対策をさせる。
頑張ろう!