神奈川県川崎市の塾|OKUNO塾のつぶやき

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アルファベットを覚えるならタイピングゲームを!

小学4年生の生徒、

5年生から本格的に始まる英語のために

土曜日クラスでアルファベットから練習している。

 

まずは、ローマ字が読めることが大事。

たとえば、Raをラ、Soをソと読めてほしい。

でも、これをテキストでやっていたら

飽きてしまうし、なかなか続かない。

 

ということでOKUNO塾ではタイピングゲームを活用している。

 

生徒のリアクションを見ていると、

えっ!塾でゲームができるの!?という感じで

喜んでやってくれる。

 

でも、それが勉強になっているんだよね。

 

先日、Kamakuraと書いてあるものを見て、

かまくら!と素早く答えることができていた。

こうやって、遊びながら学んでいく。

 

ローマ字ができるようになると、

スペルと音が結びつくようになる。

 

そうすると、

Goを習っていないのにゴーって発音で切るようになるし、

Visitをヴィズィットと発音できるようになる。

 

 

このプロセスがないと、

習っていない単語の発音ができなくなってしまう。

 

随分前のことになるが、

同じく小学生の生徒で、全くローマ字などを勉強しないまま

英語をいきなり単語から勉強している生徒がいた。

 

その日は、新しく単語をhorse, rabbit, lionと3つ習っていた。

それぞれ、ホース、ラビット、ライオンと発音を教えて数分後、

もう一度身についているか調べるために、問題を出してみた。

 

 

horse、これは日本語で何だと思う?

 

 

でも、生徒の答えは、

んーとねーうさぎ!

 

だった。

 

 

ちょっと衝撃を受けた。

 

 

試しに発音をさせたところ、

「ラビット!」と読んでいた。

 

ラビットがうさぎだということはわかる。

 

でも、

horseがラビットだと思っているのだ。

 

よくよく観察していると、

この生徒はそもそも音とスペルが全く結びついていない。

 

大人なら、当たり前のように、hoだからホ、

ってことはホースかな?と想像できるけど、

そういう思考がなかったのだ。

 

だから、当てずっぽうになってしまう。

 

おそらく文字の羅列を覚えているようなもの。

 

これでは我々が

全くアラビア語を理解しないまま、

 

『مساء الخير』という文字の羅列を覚えているようなものだ。

 

それでは、さすがに覚えるのがしんどすぎる。

だから、まずはAはア、SAはサなどと教えていかないといけない。

ローマ字の後は、フォニックスも。

 

 

こうやって、音と文字を結びつけていくからこそ、

未知の単語を見ても発音が想像できるのだ。

 

 

ローマ字なんてなんのために?と思うかもしれないけど、

小学生のうちの基礎的な勉強は本当に大事である。

土曜日は、それが個別指導でできるから、

その生徒の進度に合わせて教えられる。

 

 

時間をかけられる時期に、じっくり教えないとね。

中学生になったら忙しいから、

やはり小学生のうちにいかにスタートダッシュをかけられるかが、

大事になってくるのだと思う。