神奈川県川崎市の塾|OKUNO塾のつぶやき

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OKUNO塾が講習で詰め込みをしない訳

多くの塾を見ていると、

中3冬期講習は1日8時間!!

といったスケジュールがザラにある。

しかも、お正月特訓で三が日にも行っている場合もある。

 

私は個人的な意見として、

こういった短期間の詰め込み学習には

否定的である。

 

例外として、学力下位層はありだと思う。

というのも、自分で勉強するよりも授業に出ていた方が

勉強が捗るからである。

 

でもそれ以外の生徒たちは、

この冬の時期は自習が最も勉強効率が良いはずだ。

というより、そうなっていないといけない。

 

教育は自立を目的としている訳だから、

塾を卒業する間近になっても、

『まだまだ先生がいないと勉強できません。』

というのは困る。

 

自立を促すのも塾の大きな役目だ。

だからこそ、最終盤のこの時期は、とにかく自学自習がメイン。

それで自分の弱点克服を達成する。

 

こちらが手をかけるのは、

学力的にかなり下位の生徒が中心だ。

むしろ勉強ができる生徒は、いかに自習時間を最大化させるかが

大事になってくるだろう。

 

そう考えているため、

この時期の詰め込み型の冬期講習には否定的になってしまう。

 

でも、経営的な側面で言えば、重要であることは分かっている。

塾は通常月は基本的にトントンか赤字なので、

講習月にいかに利益を出すかが重要である。

 

現場の先生と経営陣の考えは違う。

これはどうしようもない。

 

私自身、雇われの立場だった時は、

こんなに講習詰め込まなくても良いのに。。。

と思っていたけど、

当時の教室長とかエリアマネージャーは

とにかく数字を大事にしていたので、

いかに多くの講習を詰め込むかが重要だった。

 

今は、現場の立場も経営の立場もわかる。

だから一概には否定できないんだけど

でも生徒にとってはどうか?と考えたら、

やはり、詰め込みは不要だと思う。