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放課後デイが儲かりすぎる

最近、あちこちで放課後デイを見かける。

放課後デイとは6歳〜18歳までの

学習障がいや多動性、自閉症などの特性を抱えている

子供たちが通う福祉施設である。

 

最近は発達障がいの子も、

こういった場所で自分のペースで学べるので、

こういった環境が整えられることは非常に良いことだと思う。

 

でも、その一方で

これだけ増える原因はなんなのか?

それを知りたいと思い、いろいろと調べてみた。

 

すると、金のなる木だということがわかった。

 

まず、売上から言うと、

たった10名の生徒が在籍するだけで

1ヶ月300万円超えの売り上げが出せる。

なお、この300万円のうち、生徒が支払う指導料は

1人5000円程度なので、10人でも5万円ほど。

つまり、残りの295万円は毎月別のところからもらうことになる。

 

残りの295万円は国保連(国民健康保険団体連合会)から

事業所に払われる。要は税金である。

つまり、生徒数が少なくても税金で補填されるので、

介入障壁が少ない。

 

 

だからこれだけ増えているのだろう。

 

 

たった10名で月300万円って言うのは、

学習塾だったら考えられない。

だって一人毎月30万円ってことだからね。

 

でも、放課後デイならそれができるということだ。

生徒数が増えればもっともらえる。

売り上げを上げるコツはいくつかあって、

例えば、

生徒の家まで送迎すると何ポイントとか、

資格を取ったら何ポイントなどのように

加点項目がいくつかあり、

そのポイント数×10円みたいな計算式で、売り上げを上げていく。

 

送迎は片道54ポイントなので、

一人の生徒を迎えにいくと、片道で540円くらいもらえる。

往復で1080円。あっ1日の話ね。

 

10人いれば、1日1万円、営業日が22日だとすると

毎月22万円のような計算式である。

 

こうやって加点ポイントを増やしていき、

毎月の売り上げを上げていくのである。

 

ということで

調べれば調べるほど放課後デイが増えている要因がわかったし、

よく街中でお迎えをしているタスキをかけた人を見るのは

こういうことが原因なのだとわかった。

 

やはり儲かるところにはいろいろな企業が集まるよね。

なんとなく複雑な気持ちである。