最近よく考えることがある。
それは、生徒の学力と授業について。
当塾では、各学年1クラス12名までしか取っていないので、
クラス分けがない。
基本的には、勉強ができる生徒もできない生徒も
同じ教室で授業を受けている。
開校当初はそれでも良かった。
なぜならみんながそこまでできなかったから。
偏差値45くらいの生徒が圧倒的に多かったので
全体のバランスが取れていた。
でも、今は全体的に偏差値65くらいまで伸びてきて
40台の生徒はだいぶ減った。
こうなると、結構乖離がある。
だから3ヶ月ほど前に入塾テストを導入した。
一応、学力を入塾前に見て、合うか合わないか決めようと思ったのだ。
でもさ、入塾テストの結果で落とそうとしても、
親御さんに「本人はOKUNO塾でなんとか頑張ると言っているので!!」
と懇願されれば受け入れてしまうよね。。。
そんなの断れないよ。普通。
ということで、3ヶ月前に入塾テストを開始したものの
今まで1人もテストで落としたことがない。
入塾テストの合格ラインに達していなくても、
本人のやる気があれば受け入れていた。
でも最近は、心を鬼にして
いくらやる気があると言っても、
テストに不合格の場合は入塾させないようにしようと
思っている。(当たり前か・・・)
(他塾の先生には、「結局全員受け入れているなら入塾テストじゃないじゃん!そんなお人好しのテストは既存の生徒のためにも辞めた方が良いよ。」と言われた。ごもっともである。)
正直、学力の低い生徒の『入ったら頑張ります!』
といった最初の意気込みは、ほとんどの場合1週間くらいしか持たない。
しかも、集団授業では、できない生徒のために
授業を止めることはほとんどしないので、
結局周りについていくためには
なんとか自分で努力していくしかない。
でも、それができない。
最初は意気込んでいてもね。。。
だから、やはりテストの点数で
しっかりと篩い分けしないといけないのだと思う。
そりゃそうだよね。
ついていけない生徒を、無理に塾に入れてしまうのは
長期的に見れば、その生徒が可哀想という結果になりかねない。
いくら魅力的な塾であっても、
学力が合っているかどうかが、まず重要であって、
そこがミスマッチの状態で、塾選びをしない方がいい。
最難関の生徒が多いところに、
勉強ができない生徒が入ってしまうと、
その生徒は置いてかれるので、結局伸びていかない。
もしかしたら自尊心も傷つくかもしれない。
生徒の学力と塾の学力帯が合っているかどうか。
これは、塾選びにおいて絶対に考えないといけないことだね。
ということで、お人好しは辞めます。
入塾テストで落ちたら、不合格です。(当たり前か。)