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小学生に数独をやらせる理由

小学生クラスでは、先に解き終わった生徒に

数独を解いてもらっている。

 

 

ルールは簡単。

縦・横・3×3ブロックに1〜9まで数字を1つずつ入れれば良い。

 

 

なぜ小学生たちに数独を解いてもらうのか?

それは、あらゆる学習効果が数独にはあるからである。

パッと挙げるだけでも5つある。

 

  1. 周りの数字を見ながら解かないといけないので全体を把握する能力、俯瞰して見る能力が養われる。
  2. どこになんの数字が入るか記憶しながら解かないといけないので、記憶力やマルチタスクの能力が養われる。
  3. 1〜9までの数字を順番に見ていかないと終わらないので、1つ1つ順序付けて、整理しながら解く癖が養われる。
  4. 根気よく集中して解かないとできるようにならないので、集中力が養われる。
  5. 自分でクリアしたかどうかの判断ができるので、達成感があり楽しく勉強できる。

 

数独を始める前は1、2、3番の効果が大きいと思っていたけど、

実際、始めて見ると想像以上に4番の集中力に

大きな影響を与えると思っている。

 

数独はかなり集中して根気よく解かないといけないので、

それが小学生の集中力養成にぴったりなのだ。

 

集中力がない生徒は、

「いやぁーこれ難しすぎるよー、こんなの誰も解けないし答え見た方が良いよー」

と話し始める。

話し始めたとき=集中力が切れたときである。

 

 

集中力が切れたタイミングがわかりやすいので指導しやすい。

生徒が話し始めたタイミングで先生がアドバイスをする。

「あと3分集中して頑張ってごらん!」と。

 

こうして、少しずつだけど集中する時間を伸ばしていく。

 

 

正直、数独を始めるまでは

集中力の鍛え方が具体的にわかっていなかったけど、

これを始めたら、どうやってやればいいかがかなりわかってきた。

 

 

普通の勉強は集中が切れたタイミングで静かになる。

ボォーッとしたりするからね。

 

 

集中が切れたタイミングで静かになられると、

こちらはずっと生徒を見ていないといけない。

「あっ今集中が切れたな!」というタイミングで声をかけるためには、

そこをずっと狙っていないといけない。

でも、毎日ずっと横で生徒の勉強を見続けるのは不可能。

だからベストなタイミングで声をかけることはできないよね。

 

 

でも、数独は集中が切れたタイミングで声が出る。

わからない〜とか、鼻歌を歌い出したりとか。

 

集中が切れたタイミングを、生徒自らお知らせしてしまう。

だから、そのタイミングでアドバイスすればいい。

ベストなタイミングだよね。

 

最初は10分で集中が切れてしまっても、

次の日は11分、その次の日は12分と

自分の集中力が少しずつ伸びていく。

 

まさかこんな効果まであるとは思っていなかった。

集中力のない生徒にはぜひ勧めたい。