塾講師というのは、
毎年次の受験に向けて照準を合わせる。
2月の中旬に受験が終わると、
すぐに次の学年の受験を意識する。
新中3生はあと10ヶ月半で入試だ。
もうすぐである。
まだ彼らに受験に対する意識はなさそうだけど、
そろそろ意識させていかないとね。。
我々の仕事は意識付けだけではない。
入試の過去問を分析して、
オリジナル教材を作ることが毎年必要となってくる。
去年は歴史の教材と関数・図形の教材を作った。
今年は地理の教材と理科の教材を作っていく予定だ。
完全オリジナル。どこにも同じものはない。
普遍的なものではなく、神奈川県の公立高校入試に対応した教材だ。
去年作った歴史の教材は生徒たちから非常に好評だった。
大体1つの教材を作るのに3ヶ月かかる。
毎日少しずつ補強していく感じ。
教科書やワークなどとは全く形式が違うので、
参考にするものがない。
本当に1から自分で考えて作る。
その時に考えているのが、
・いかに使いやすいか?
・情報が過不足なく載っているか?
の2つである。
使いやすいというのは特に大事。
どんなに良いと言われる参考書があっても、
それを使わなかったら意味がない。
だから、オリジナル教材を作るときは、
使う仕組みを入れないといけない。
これがかなり大変。
問題集の形式だと生徒たちがやるかやらないかは
生徒任せであって、必ずやってもらえるとは言い切れない。
これではダメなのだ。必ずやってもらわないと。
じゃあどうするか?
授業に組み込めばいい。
その教材を使わないと授業の問題が解けない作りにしてしまえば良い。
そうすると、今度は授業と連携して教材を作らないといけない。
こんなことを考えているので、
非常に難航していくのだ。
市販の教材を真似して作っていくだけなら
正直めちゃくちゃ簡単だけど、それではだめ。
せっかくオリジナル教材を作るなら
確実に点数を上げられる物でないと。
いろいろなことに配慮すると、本当に時間がかかる。
だから1年に3種類くらいしかできない。
本当は作りたい教材はたくさんある。
でも、今作りたい教材が全て完成するのはあと3年はかかる。
でもクオリティを落としては元も子もないので、
とにかく1つ1つ丁寧に作り込んでいく。
こうやって塾は少しずつレベルアップしていく。
一昨年の生徒は歴史の教材は使えなかった。
でも今年の生徒は歴史のオリジナル教材が使えた。
こうやって生徒たちの学力をどんどん上げていくのだ。
今は、絶賛地理の教材を作成中である。
それが終われば、理科だ。
理科はおそらく半年ほどかかる。
今年の入試にはなんとしても間に合わせたいね。。
早く作らないと!!