「〇〇くんが多摩高校に合格したんだって!すごいよね。」
「〇〇さんが早稲田大学に合格したらしいよ!頭良いね。」
みたいな会話をよく耳にする。
基本的に第三者は結果を評価する。
これは当然で、途中の経過は見ていないからである。
でも、そこに辿り着くまでにはかなり大変なプロセスがあって、
その日々の努力の積み重ねが最終的な結果になるのである。
私が日々感じることは、
せめて親や、毎日のように指導している先生は「経過」を
評価してあげたいということ。
もちろん、結果は大事である。これは言うまでもない。
でも、結果は家族以外でも褒められる。
一方で途中経過を褒められるのは、
毎日のように接している人のみである。
休みの日でも自習室に行って勉強していることは
家族以外は知らない。
だからこそ、毎日の努力を労ってほしい。
振り返ってみれば、中学生の頃に毎日勉強なんてしていただろうか?
私はしていない。ほぼ0だったと思う。
そう思うと、生徒たちは本当に立派だと思う。
部活もやりながら勉強もする。
体力的にかなりきついと思うけど、それをこなしている。
こういった経験を中学生で味わえることは
個人的にはかなり幸せなことだと思っている。
過去を振り返ると、
やはり自分が頑張った期間が記憶に鮮明に残っている。
もちろん当時は大変だったんだけど、
頑張ってよかったなぁと数十年経っても振り返れると思う。
受験勉強を頑張って、志望校に合格できた経験がある人は
「勉強は大変だったけど、頑張ってよかった」と思えるだろうし、
スポーツを頑張って、県大会などで入賞した経験がある人は、
「毎日の練習は大変だったけど、頑張ってよかった」と思えるだろう。
「努力した!」「頑張った!」と振り返れる期間を
ぜひ中学生のうちに味わってほしい。