神奈川県の教育委員会による資料で
興味深いものがあった。
それがこちら、
川崎市教育委員会:年刊 教育調査統計資料 No.50 令和4(2022)年度
教育調査統計資料とは、
川崎市の教育に関する基本的な統計資料を収録したもの。
この資料によると、
OKUNO塾のある川崎市中原区は、
25.6%もの小学6年生が卒業後、私立中学校に通っているとのこと。
実際には、中学受験をして合格できなかった生徒もいるはずなので、
中学受験をする割合は30%を優に超えるだろう。
なお、中原区の小学6年生は2,172名なので、
550名以上の生徒が私立中学校に通うことになる。
これはかなり多い数字だと思う。
実際、この割合は
川崎市内で最も高い値である。
たとえば同じ川崎市でも、川崎区は11%しかない。
やはりエリアによって所得の格差が大きいのだろう。
中原区は武蔵小杉があるので、
まぁ裕福なご家庭が多いのだと思われる。
それゆえ中学受験をさせるのだ。
ただ、今回の数値(2021年)は、
実は、2014年以降で初めて減少している。
コロナの影響を受けたので、
私立中学校に通わせる余裕がなくなったのか。
理由はいろいろとあると思うが、
今後私立中学校への進学率がどう変化していくのかには興味がある。
コロナが落ち着けば、
また上昇に転じると思うけど、
公立中学校には公立中学校の良さがあるし、
ここは親御さんの価値観に大きく左右されるところだろう。