OKUNO塾の中学生クラスでは、
学習計画を立てている。
基本的には、次の1週間の計画を
日割りで立てていく。
たとえば、月曜日は
数学:Keyワークp102、計算トレーニングp11、学校ワークp23
英語:英作文21~30、新ワークp97
といった感じ。
5教科の計画を1日ずつ細かく立てていく。
こういう計画を立てる癖は
中学生のうちに身につけておいてほしい。
そうしないと、目的から逆算した行動が取れなくなる。
以前、入塾したばかりの生徒に
計画を立ててもらったことがある。
定期テスト2週間前。
テスト対策として教科書の音読を計画に入れるように伝えた。
テスト範囲はp61~p100の40ページだった。
生徒が計画表を立てたということで見てみると、
月曜日:p61、火曜日:p62・・・
と1日1ページしか入っていなかった。
これだと最後のページまで行くのに40日もかかる。
でもあと14日しかない。どうするのだろうか。
ということで生徒に聞いてみた。
先生:「このままだと1周するだけでも40日かかるけど、大丈夫なの?」
生徒:「あっ何も考えていませんでした。」
計画を立てるということは、
先のことを見据えて行動するということだ。
だから、残りの日数がいくつあるかは考えないといけない。
さらに音読であれば、何周するのか?も考える必要がある。
この生徒には3周は音読をするように伝えたので、
40ページ×3周=120ページ分を14日で入れないといけない。
となると、1日1ページでは到底足りない。
1日10ページほど必要だろう。
こういうことが
少しずつだけどできるようになっていく。
入塾したばかりの生徒は、まだまだできないこともあるけど、
半年、1年と在籍していると、逆算した行動ができるようになっていく。
先を見据える力は
学力を上げるためには必須の能力だろう。
そしてこれは日々、計画を立てることで
どんどん身についていく。
やはり、学習計画って非常に大事だと思う。