今年3月に卒業した現在高1の生徒たちが
夏休みに塾に来てもいいですか?と連絡があった。
卒業した後も連絡がもらえるのはとても嬉しい。
OKUNO塾を開く前に教えていた生徒たちとも
ご飯に行くことがある。
昔教えていた生徒たちは、
もうほとんどが20歳を超えているので、
お酒を飲みに行くこともあった。
改めて振り返ると、大勢の生徒を見てきたなぁと思う。
特に家庭教師時代は、本当にいろいろな生徒を見た。
発達の障がいがある生徒、手足が不自由な生徒、うつ病の生徒、
ジュニアオリンピックに出場している生徒、スーパーお金持ちの生徒、
この期間に、かなり指導力が鍛えられたと思う。
そして、価値観が変わった。
たとえば、手足が不自由な生徒の指導。
その生徒は高校生だったが、志望校選びの際に、
エレベーターがない学校は選択肢から外さないといけなかった。
また、乗り換えがある場合も不可。
電動車椅子での移動なので、急な坂道が通学路にある場合も不可。
こういった基準で学校選びをしたことが自分自身にはなかったので、
バリアフリーの大事さを改めて考える機会になったし、
駅で困っている方がいたら積極的に声をかけようと考えるきっかけになった。
我々塾講師は、生徒にいろいろなことを教えるが、
生徒に教わることや、考えさせられることもたくさんある。
今回の夏休みにくる卒業生たちからは
高校生活のことをたくさん聞こうと思っている。
やはり高校のリアルな情報は、在校生に聞くのが一番。
後輩たちのためにも、たくさん質問しよう。