神奈川県川崎市の塾|OKUNO塾のつぶやき

JR南武線 武蔵新城駅|毎日8:30更新

どこで先生は見切りをつけるか?

人の数だけ個性があるので、

同じ中学生といえど、個性は異なる。

当たり前だけどね。

 

 

真面目にコツコツ勉強する生徒もいれば、

好きあらばサボろうとする生徒もいるし、

ズルをしながら勉強をしている生徒もいる。

 

 

さて、先生としてどこまで生徒の面倒を見るか?

 

 

これは非常に難しい問題である。

 

 

夏休みや冬休み、定期テスト前は

たくさんの学校の課題が出るけど、

どこまで塾の先生がフォローするか?

 

 

毎回のように悩んでいる。

 

 

1番ラクな方法は、

塾では一切学校の提出物に関与しないこと。

これが圧倒的にラク。

 

 

口だけでいいからね。

 

 

「ちゃんと学校の提出物をだしなよー」

だけで済む。

たとえ出していなくても、

「出しなよっていったじゃん」の一言終わり。

自己責任。

 

 

もちろんそういう塾がたくさんあるのは知っているけど、

それでいいのだろうか?というのが個人的な思い。

こういった自己責任みたいな考えが

私はあまり好きではない。

 

 

特に小中学生に自己責任論を押し付けるのは

なんか間違っている気がしている。

だから、塾で学校の宿題もフォローする。

 

 

提出期限の2〜3週間くらい前から

計画を立てて、スムーズに終わるように設定する。

こんなこと普通の塾ではやらないよね。

 

しかも計画通りに進んでいない場合は、

22時以降にフォローをするなどしている。

 

 

では、どこで見切りをつけるか?

 

 

それは、親御さんにそこまでやらなくていい

と言われたタイミングである。

 

 

たとえば、当塾は22時が下校時間だけど、

学校の提出物が終わっていない生徒たちには

その後も残らせることがある。

 

 

「遅くまで見ていただいてありがとうございます」

という反応が圧倒的多数だとは思うけど、

「宿題が終わっていなくてもいいので22時に帰らせてください」

という声もあるだろう。

(今まで一度も言われたことはないです。。)

 

その場合は、宿題が終わっていなくても帰らせるだろう。

 

 

なぜならそれがご家庭の方針だし、

仮に宿題が未完了のまま学校に出して成績に悪影響が出ても、

それ以上に早く帰ることが大事だというのであれば、

我々はその選択を尊重しなくてはならい。

 

 

当たり前のことだが、

教育方針というのは各ご家庭により大きく異なる。

 

 

トップ校に入ってほしいという思いもあれば、

別に高校ならどこでもいい。

という考えもある。

 

 

塾の授業を優先させるご家庭もあれば、

友達と遊ぶことを優先させるご家庭もある。

本当にさまざまである。

 

 

そして、何が正解だなんてわからない。

教育にそもそも正解があるのかすらわからない。

 

 

短期的には偏差値の高い高校に入ることは

正解なのかもしれないけど、

じゃあそのあとは?

大学受験で第一志望に受からなかったらそれは失敗なの?

でもその後に第一希望の会社に就職できたら成功なの?

ということで、本当に正解とか不正解はわからない。

(個人的にはそんなものはないと思っている)

 

 

だから、塾の考えを伝えた上で、

それでもなおご家庭の教育方針と異なるのであれば、

我々はそちらに従う必要があるだろう。

 

 

でも同時に、未完了のものがあっても

放っておくことになるので、

見切りをつけるということでもある。

 

 

逆に言えば、

よほどのことがない限り、

OKUNO塾では見切りをつけることはない。