旧OKUNO塾のつぶやき

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「努力の前に“結果”がある」って話

先日、ある保護者の方と話をしていたとき、「うちの子、やる気が出ないんです。どうしたらやる気が出ますか?」という相談を受けた。

 

たぶん、どこの塾でもよく聞かれる質問だと思う。で、これってけっこう根が深い話なんだよね。なぜなら、やる気は努力の結果として出てくるものではないからだ。

 

一般的に「努力すれば結果が出る」と言われるけど、実際のところ、その“努力”を始めるまでが一番大変。努力をするにはやる気が必要で、やる気を出すには、結果が先に必要。

 

だから順番でいうと、こうなる。

 

結果が出る → やる気が出る → 努力をする → さらに結果が出る・・・

 

このサイクルがうまく回ると、どんどん前向きになる。でも多くの人は、最初に「努力」が来ると思っている。「まず努力しなさい」「努力すれば結果はついてくる」と言われて育つから、そう思ってしまうのは自然だと思う。

 

ただ、小中学生にとってはその最初の“努力”がめちゃくちゃ難しい。大人のように「将来のために」「目標のために」と自分を奮い立たせるのは、なかなかできない。

 

だから、私はいつも思う。一番最初に必要なのは結果だ。テストの点数でもいいし、内申点でもいいし、提出物を期限内に出せたでもいい。小さくてもいいから、「あ、できた!」という体験を積ませることが何より大事。

 

OKUNO塾やThinkWith個別塾では、まず「結果を出す」ことにすごくこだわっている。最初は先生が主導で、「ここが出ると思うから、この単元をしっかりやろう」「この問題は今はやらなくてOK」みたいに、かなり手取り足取り。

 

いきなり100点を目指すんじゃなくて、50点の子が65点を取るようにサポートする。この瞬間が、やる気スイッチが入る瞬間なんだと思う。

 

やることが明確になるし、難しい問題まで全て解こうとしなくてもいいから、結果が出やすい。そうして点数を少しずつ上げていき「次は75点を目指そう」「この単元を先にやっておこう」そうやって、自走できるようになる。

 

もちろん、この指導方法は良くない!と思う人もいるだろう。『先生なのにこの単元は捨ててもいい!』なんておかしい、と思う人がいるのも理解できる。

 

あくまで私個人としてはそういう指導法が良いと思っているだけなので、別にその考えを押し付けるつもりは毛頭ない。

 

ただ、一気に大量のことをやっても結果は出にくいし、なにより長続きしない。だから最初は単元を絞って教える指導が良いと思っている。

 

努力は、最初から湧いてくるものじゃない。結果が先、努力はあと。そして、そのサイクルを何度も回していくうちに、いつの間にか“努力できる人”になっている。

 

「やる気が出たらやる」ではなく、「結果が出たからやる気が出る」。この順番を間違えなければ、勉強はもっと成果が出るはずだし、継続できるようになるはずだ。