昨日は、生徒の成長ぶりに驚いた。
その生徒は入塾して、1年ちょっと経つが、昨日「次の授業で学校のテキストを持ってきて!」と伝えたら、
「わかりました!リマインド入れますね!」と、すぐにリマインダーを設定していた。
驚いた。と同時に、その成長ぶりを褒めた。
この生徒は、もともと忘れ物が多かった。何度も忘れて、その都度ちゃんとメモをとるように!と言い続けていた。
数ヶ月経って、ようやくメモをとる癖はついたが、今度はそのメモを見忘れて、結局忘れ物をするという日々が続いた。
だから、生徒にどうすればいいか考えさせた。
それで、出てきたのが「リマインダーを使う」こと。
何月何日何時何分に自分のスマホに通知が来るように設定できる。
これは、最初は難しかった。
要は、何時に通知が来ればスマホを確認できるのか?
時間を設定するタイミングで先のことを考えないといけない。
社会人なら当然のようにできないといけないスキルだけど、中学生で、しかもこういうことを家庭内で教育されていないと、時間の設定のタイミングまで塾で指導しないといけない。
正直、なんでこんなことまで塾がやるんだよぉ!!と思うことはあるが、ただ、いつまでも忘れ物が続くのはもっと嫌なので、ちゃんとリマインダーの使い方や時間の設定タイミングまで教える。
これも身につくまでに数ヶ月かかった。
そして、ようやく一人でできるようになった。
言われなくても、すぐにリマインダーに入れ、しかも適切な時間を設定できるようになり、忘れ物をしなくなった。
もちろん、中学生でも最初からできる生徒も大勢いる。
むしろできる人の方が多いだろう。
正直、中学生とか社会人とか、年齢はあまり関係なく、家庭環境や部活・塾などで指導されたかどうかで決まると思う。
やはり当塾の思いとしては、生徒に自立してほしい。
自分で考えられないと、勉強もできるようにはならない。
だから、ミスや間違え・問題は繰り返していてはだめで、次はミスしないように、あるいは問題が起きないようにするにはどうしたらいいのか?を考え、そしてその考えを実行しないといけない。(考えるだけではダメ。)
当塾では、日頃から生徒に考えさせる機会が非常に多いが、これを癖づけて今回の生徒のように成長していってほしいと思う。