3月から新学期が始まるので、その準備のため教材の吟味をしている。
本屋に足繁く通うことももちろんするが、我々塾講師には教材展示会というものが年に数回あり、膨大な量の教材を見る機会がある。
そしてこの時に次年度の教材を決めることが多い。
授業用のテキストは去年と同じものを使用する予定だが、宿題用のテキストは大きく変える予定だ。
というのも、生徒たちの学力が高くなり、今使っている宿題用のテキストだと物足りないという声が出てきたからだ。
そもそも、OKUNO塾を開校したときは、偏差値40〜50の生徒が入ってくるんだろうと思っていた。実際、開校して1年は一人も偏差値55以上の生徒はいなかった。
まぁ小さな個人塾なので、そんなに勉強ができる子はふつう来ないだろう。そもそも、大手塾を見た後に、こちらにくるので、ほとんどが、大手塾についていけなかった生徒たちであった。
しかし2年目になると、その状況が変わった。偏差値40〜50くらいで入った生徒の学力が上がり、60近くまで平均ラインが上がった。
最初が低いというのもあるが、偏差値45→偏差値60くらいまで平均層が上がっていて、それもあってか最近入る生徒の学力層も高くなっている。
ということで、教材も難易度の高いものにしようとしているのだ。
ただ、ここで大事なことは、
ただ難易度を上げれば良いということではない。
生徒の性格や得意不得意を見極め、1つ1つ選んであげることが重要だ。
しかも、市販の教材も含めて吟味すべきだと思っている。
市販の教材はわかりやすい反面、演習量が少ないものが多いが、わかりやすさを重視した方がよい科目は、市販の教材を使うべきだろう。これも生徒による。
難しい説明でも理解できる生徒には、演習量多めのテキストの方が良い。
このように誰にでも合う教材というものはないという前提で、しっかりと教材選びをしていかないといけない。塾としては、管理がめんどくさいんだけど、その方が伸びると思うので、やる。
3年目の今年は、さらに学力を伸ばして、第一志望合格を達成するぞ!!