神奈川県川崎市の塾|OKUNO塾のつぶやき

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やる気のない生徒をどう伸ばすか?

最近、話題になっていたこちらの件に関して↓

 

 

社会人を相手にしていても、

やる気のない人のマネジメントって

相当大変なんだろうなぁ。

 

 

我々は学習塾なので、

基本的にやる気のない生徒が多い。

(まれに「勉強が大好きです!」みたいな子もいるけど…)

 

 

だから、やる気のない人を

いかにやる気にさせるか?ばかり考えている。

しかも、社会人なら給料がかかっているから、

最低限はやるんだろうけど、

学生を相手にすると、

お金もかかっていないので、

最低限のレベルが相当低い。

だから、最低限の基準を上げるところから

スタートしないといけない。

 

 

でもこれがなかなか難しいんだよね。

 

 

たとえば、宿題をやってこない生徒に

『宿題をやってきなさい』と伝えると、

次は、テキストを忘れるということをしだす。

テキストを忘れれば、

宿題をやってきたとごまかせるからだろう。

 

だから次は、

『テキストをちゃんと持って来るように』と伝えると、

今度は、体調不良が増え出す。

体調不良であれば、宿題をやっていなくても怒られないし、

テキストを持っていく必要もない。

 

 

つまり、何が言いたいかというと、

適切に指導をしないと、

やる気のない子たちは、

ごまかすスキルばかり上がっていく。

 

 

で、OKUNO塾ではどうしているかというと、

基本的には1つしかない。

それは、成功体験をさせること。

 

 

こうしないと、基本的にやる気は上がらない。

小テストでも、学校の定期テストでも、

普段の授業でもいいので、

とにかく『僕はできる!私はできる!』と感じさせる。

ここが先生の腕の見せ所なんだと思う。

 

 

できる!と感じさせるまでは

徹底的に学習管理をするし、徹底的に教える。

1から10まですべて教える。

そうしないと、できるようにはならない。

でも、できるようになれば、

少しずつ自走していく。

自走ができれば、さらに点数が伸びていくので、

1から8くらいまで教えればよくなる。

 

そうして、成功体験を積み重ねていき、

最終的には1だけ教えれば良いとなっていく。

 

つまり、最初が本当に大事。

 

できない・やる気がないうちは

任せるのではなく、全てトップダウンで教える。

生徒自身に考えさせるのではなく、

問題の解き方から、勉強の仕方、ノートの使い方、ペンの色使いまで全て教える。

 

社会人にはそれだけ徹底的に教える時間がないのかもしれないけど、

スタートは教える以外ないので、

徹底的に教えて、自走できるようにしないといけない。

 

今、OKUNO塾では、

かなりの生徒が自分で勉強をしている。

手がかかるのは、

入塾間もない生徒が中心だ。

 

でもやがて、この手がかかる生徒も、

自立していくだろう。

『成功体験』

これは、本当に大事なことだと思う。

ただこれが実現できる背景には、

当塾が12名までの少数制にしているからなのかもしれない。

生徒が多すぎると、そこまで見られないから。