神奈川県川崎市の塾|OKUNO塾のつぶやき

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あれぇテキストがないなぁ?

OKUNO塾では授業で使うテキストを生徒が忘れた場合、コピーを渡したり、塾にあるテキストを渡したりしている。こういうこともあって、忘れたときは黙っているのではなく、ちゃんと忘れたことを先生に教えてね。と伝えている。

 

 

ほとんどの生徒は、忘れ物をしたら「先生英語のテキスト忘れたので、塾のテキスト借ります。」とか「先生算数のテキストを忘れたので、横の人に見せてもらいながら授業受けます。」などと報告してくる。

 

 

でも中には、自分からなかなか言わない(言えない?)生徒がいる。恥ずかしいのか、自分の非を認めたくないのか、理由は定かではないけど、とにかく自分から言わない。

 

 

ではどうするか?と言うと、ひたすら独り言を言っている。「あれぇー、あれぇー」と言いながらカバンの中をずっとゴソゴソしている。きっと私に「どうしたの?テキスト忘れたの?」と声をかけて欲しいのだろう。それを察してこちらがどうしたの?と声をかけると「テキストがないんですよねぇ。」という反応をする。

 

 

ないなら、ちゃんと自分から報告してね。と伝えてテキストを貸すのだが、また後日テキストを忘れたときも「あれぇーあれぇー」とカバンをゴソゴソとしている。2回目はこちらか声をかけずに様子を見ておいたら、1分くらいずっと「あれぇーないなぁ」と独り言を言いながらカバンをゴソゴソしている。

 

 

周りの生徒たちはずっと待っているので、そろそろ自分から伝えてくれればいいんだけど、どうしても自分から言うのは嫌なのだろう。だからこちらからまた声をかける「どうしたの?」と。すると「テキストがないんですよねぇ」と。

 

 

先生から声をかけられれば、すぐにないと言うのに、自分からは報告しようとしない。こういう生徒がたまにいる。恥ずかしさ?プライド?どちらにせよ、自分からできるだけ早く伝えられるようになって欲しい。

 

 

私はサラリーマン時代、他部署の新卒がミスを隠して大事になった出来事を見たことがある。初期段階で対応していればまだしも、ずっとミスを上司に伝えず、問題がどんどん大きくなっていった。結局取引先に上司と謝りに行くほど大きなミスをしたのだが、もっと初期段階で報告していれば対応も変わっただろう。

 

 

ということで、自分から伝えたり・報告したりできるようになってほしい。別にテキストを忘れるなんて大したことではないんだから、こんなことでいちいち「あれぇ、あれぇ」なんて小芝居はいらない。