神奈川県川崎市の塾|OKUNO塾のつぶやき

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変化点を見逃すな!!

『変化点を見逃すな!』

 

これは昔、

先輩塾長先生に言われたことである。

 

 

 

変化点とは何か?

 

たとえば、

これまで宿題をちゃんと出していたのに、

ここ1ヶ月は一気に提出率が悪くなった。

 

とか、

 

帰ってきてから、勉強をしていたのに、

ゲームやYoutube三昧になった。

 

とか。

 

逆に良い意味でも使われて、

 

学校から帰ってきてから

ゴロゴロしてから塾に行っていたのに、

すぐに塾に行って勉強するようになった。

 

など。

 

何かが変わった時期のことを指す。

 

 

この変化点は、実はかなり認識するのが難しい。

髪を切った時のように大幅な見た目の変化が一瞬で起きれば

誰でも気がつくことができるが、

(それでも気が付かない人もいるけど)

 

生活習慣や学習習慣は

急激な変化ではないので、気づきにくい。

 

毎日接している親御さんですら、

「最近、ゲームばかりするようになって・・・」

と塾に相談するときにはすでに、

3ヶ月以上ゲームをする生活が続いていて

ようやく気づけるレベルである。

 

また、

転塾してくる生徒たちを見ると、

成績が下がり切ってからOKUNO塾に相談に来る。

成績が上がらなくなったのは1ヶ月前。とかならまだしも、

1年以上成績が上がらなくて。。。

みたいなご相談は非常に多い。

 

 

変化点に気がつくことは本当に難しい。

 

 

親御さんですら難しいんだから、

外部の人が生徒の学習習慣の変化に気がつくことは

それ以上に難しい。

 

 

 

では、どうやって

そんな気づきにくい変化点を気付けるようにするのか?

 

それは、

・データを取り続けること

・データを分析すること

の2点が重要だと思っている。

 

たとえば、当塾の場合、

毎月宿題の提出率というのを生徒ごとに出している。

 

チェック項目はいくつか種類があって、

・時間内に提出をした回数

・時間内には提出したけど、明らかに答えを写している回数

・時間内には提出したけど、間に合っていない宿題がある回数

・遅れて提出した回数

・結局全く出さなかった回数など

(実際はもう少し細分化してデータを取っています)

これらを全生徒、毎日分チェックしている。

 

月末、OKUNO塾が休校になるタイミングは、

その1ヶ月の宿題の提出率がどうだったのか?

分析をする時間を設けている。

 

 

OKUNO塾は1学年12名までの少数制指導だが、

たとえ少数制でも、ちゃんとデータ分析をしないと、

生徒の学習習慣は管理できない。

だから1ヶ月ごとに分析を入れるようにしている。

 

 

今年の6月は、

悪い意味で変化点となった中3生が多かった。

修学旅行があったり、定期テストが終わったりして、

中弛みしやすい時期である。

 

しかも、夏前ということで

部活が最終追い込みに入る時期でもある。

 

さらに、最高学年になって

調子に乗ってしまうってのもあるかな。

 

平家物語の「おごれる人も久しからず」を

よくよく頭に入れておいてほしい。

調子に乗ったらダメだ。

 

 

 

本当にこの時期は生徒との接し方に悩む。

どういう指導をしたら良いのか?

どういう声かけをしたらやる気が上がってくれるのか?

 

モチベーションの上げ方なんて千差万別。

人によって全然違う。

しかも同じ人でも、時期によって

モチベーションの上げ方は異なる。

 

 

どうしたら良いんだろうね。

本当に、教育ってのは難しい。。。