OKUNO塾の小学生クラスでは
漢字の小テストがあるが、
そこでよく感じることがある。
それは、
見本通りに漢字が書けない
こと。
たとえば、
大阪の阪が木へん(板)になっていたり、
準備の備が縦棒2本になっていたりする。
自分で、模範解答を見て、
丸つけ・直しまでやってもらっているのに、
このようなミスが出てきてしまう。
しかも、
ミスが出る生徒は、必ず何かしらのミスが出て、
ミスが出ない生徒は、一回も出ない。
正確に答えを見て写す力は
小学生のうちからかなり差があるようだ。
こういうこともあり、
OKUNO塾の漢字テストでは
必ず最後に先生チェックを入れている。
流れとしては、
- 生徒が漢字の問題を解く。
- 答えを見て、丸つけと直しをする
- 先生のところに持ってきて、正しく丸つけと直しができているかチェックしてもらう。
この流れである。
ちゃんとお手本通りに
漢字の直しができない生徒は、
約10個に1個の割合で、ミスがある。
お手本を書き写しているはずなのに、
その書き写した漢字すら間違えているという状態。
しかも特定の生徒でしか起きない。
ではなぜこれが起きるのだろう?
私なりの答えは
「思い込みが強く、細かい部分まで目で見ていないから。」
だと思っている。
漢字を目で見ずに、
雰囲気で捉えている。
棒線が2本とか3本とかは見ておらず、
棒線が何本かあるなぁ
くらいの気持ちでざっくりと捉えているからだろう。
だから、対策としては、
目でじっくりと見る
練習をたくさん積ませることが大事。
間違え探しをするように
漢字の勉強をするときは、
目をまん丸に開いて、
しっかりとお手本の漢字を見ることが大事。
細かいところまでチェックをする。
こういう練習を何度も繰り返すことが大事だ。
たとえ漢字の勉強であっても
先生チェックは必要。
それがないと、間違えたまま覚えてしまうからね。
手間だけど、やるしかない。