テスト期間、
毎日、何時間も自習室にいる生徒たち、
帰り際に「うわぁー疲れたー」と言って帰宅していく。
何かに必死になって取り組むことって、
その瞬間はものすごくめんどくさいし、
ものすごく疲れるんだよね。
できれば勉強なんてしたくない。
ゲームをしたい、Youtubeを見ていたい、
家でダラダラしていたい。
こういった瞬間的な気持ちに
打ち勝って、自習をしにくる。
いやぁ改めて本当に立派だと思う。
どんなことでも
一人前になるには継続が必要。
毎日コツコツと続けて、
本当に少しずつ結果につながっていく。
しかも努力と結果にはタイムラグがある。
今日、勉強を5時間したから、
明日、急に頭が良くなることはない。
勉強が得意な生徒で、
大体3ヶ月くらい、
苦手な生徒だと1〜2年くらい
成果が出るまでに時間がかかる。
だから厄介なのが、
成果が出る前に、辞めてしまうこと。
塾でもたまーにいるけど、
もう少し続けたら伸びるのに！
というタイミングで辞めてしまう。
辞めて別の塾に行くならまだいいけど、
その後、塾に行かないとなると、
一気に勉強量が落ちるので、
それまでに続けてきたことが水の泡となってしまう。
だから、なんとか継続してほしい。
あと、中途半端に続けるのではなく、
冒頭の生徒たちのように、
「うわぁー疲れたー」と思えるくらい
やってみてほしい。
将来的には、こういった経験は
ものすごく大きな糧になると思う。
自分自身の話をすれば、大学生の頃、
徹夜で課題をする日が何度もあったり、
毎週のように本を読まないといけなかったり、
卒論は15万字以上書いたりと、
もう今振り返るとなかなか怒涛の日々だった。
その当時は、
大学生はラクだと聞いていたので、
まるっきり話が違うじゃないか？
と不満を漏らしていた。
でも、たくさん学んでおいてよかったなぁと
今は思う。
だからきっと、
生徒たちが頑張ってコツコツ努力することも
数年後、数十年後に
「頑張っておいてよかったなぁ」と感じるのであろう。
今は、勉強なんてめんどくさい！
という気持ちがあるのはしょうがない。
数年後に気づいてくれればそれでいい。
