神奈川県川崎市の塾|OKUNO塾のつぶやき

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報連相ができるようになってほしい!

当塾では、

報連相(報告・連絡・相談)について

とてもうるさく言う。

 

 

おそらく勉強ができないとかよりも

はるかに厳しく報連相について注意していると思う。

めちゃくちゃ大事にしている。

 

 

たとえば、遅刻や授業を休むときは

親御さんからではなく生徒本人から連絡をするようにしているし、

部活の大会などで宿題が出来なさそうであれば、

早めに相談するように伝えている。

 

 

とにかく報告・連絡・相談はできるようになってほしい。

 

 

なぜここまで報連相を重視しているか?というと

自分が社会人になってから、

報連相が非常に重要だと感じたからである。

 

 

自分の同期、知り合いの中には

働いて、すぐに会社を辞めた人が何人かいる。

3ヶ月どころか1週間すら持たなかった人もいる。

 

 

私は考えが古いのか、

せっかく第一志望の企業に入ったのに、

そんなにすぐに辞めるのはもったいない。

とどうしても感じてしまう。

 

 

辞めていく人たちはなぜ辞めるのか?

当の本人や同じ部署の人などに話を聞いていると、

ほとんどが「報連相ができないから」であった。

 

 

たとえば、

数ヶ月で辞めたAさんは、

仕事を上司に振られても期限までに終わず、

しかもそれを上司に相談していなかったらしい。

期限日が過ぎてから「まだ半分も終わっていない」ことが

上司にバレて、注意された。

それを何度も繰り返していたのだそうだ。

そして、会社での居心地が悪くなり辞めた。

 

 

その話を聞いて、せめて相談をすればよかったのに。。

と思ったけど、もう辞めてしまったので話すことはできなかった。

 

 

 

次は、入社後1年以内に辞めたBくん。

こちらは、Bくんの上司から聞いた話なのだが、

 

ある日、朝の会議にBくんが遅刻した際

「電車が遅延していてたんです」と理由を述べたので、

それを聞いたBくんの上司は、

であれば一本早く電車に乗るとか、

せめて遅れているなら事前に遅れていると伝えて。

と言ったそうだ。

 

 

もう、この時点でなんとなくやばい。

(遅刻するなら、会社に到着する前に連絡するでしょ!)

 

 

そして後日Bくんがやらかした。

 

 

その日はクライアントへプレゼンをする日。

上司の人は、別の現場から直行するようで、

Bくんがオフィスからプレゼン資料を持っていくことになっていた。

 

 

そして待ち合わせ時刻。

なぜか、Bくんは来ない。

もちろん資料を持っているのはBくんのみ。

 

 

上司の人が何度もBくんの携帯に電話しても繋がらない。

そして数分後、あと10分ほどでプレゼンが始まるというタイミングで、

Bくんはチャットで「少し遅刻します」と連絡をしてきたのだそうだ。

 

 

何回も電話が入っているのだから、

電話で返すのが常識だと思うけど、チャットだったらしい。

 

チャットが返ってきたので、電話も繋がると思い

慌てて上司がBくんに電話。でもなぜか出ない。笑

 

怒られるから出たくなかったのだろうね。。。

 

 

で、もうしょうがないからチャットで上司が

どのくらい遅れるの?と確認して、また数分が経ち、

「電車を乗り間違えて1時間くらい遅れるかもです。」とのこと。

 

 

いやいや、あと数分でプレゼンが始まるのに、

しかもちょっと遅れますって言って1時間って

どう言うことやねんー!と上司の方は思ったそうだ。

 

 

結局、資料は慌ててコンビニプリントで対応したらしいけど、

何百枚も印刷しないといけないから

開始時刻は30分ほど遅れたらしい。

 

 

で、Bくんはなぜ遅れたか?というと、

まぁ結論はオフィスでぼーっとしていたから。

 

忘れていたらしい。

 

ちなみに午前中に上司がリマインドを送っていたのに、

忘れていたらしい。

 

 

で、待ち合わせ時刻の上司からの電話で

プレゼンを思い出し、慌てて会社を出たと後日判明したらしい。

 

せめて、上司から電話があったタイミングで

「すみません!忘れていました。いま会社を出ます!」

と伝えれば、上司側ももっと早くコンビニプリントの

対応ができただろう。

 

 

ただ、怒られたくなかったのか、

何度もかかってくる電話をずっと無視し、

その後しばらく時間が経ってからチャットをしている。

 

 

しかもそこでは「ちょっと遅れます」と連絡したので、

上司は、あと少しで来るのかな?と思ったのだろう。

それでもしばらく待って来ないので、

さらに確認をしてから「1時間遅れます」である。

 

ちなみにBくんはこの件で怒られると思ったのか、

その日以降会社に来なくなった。いわゆる飛んだのである。

(しかも、会社の口コミサイトで、ボロクソに会社のことを書いていたそう。なかなか大物である。。)

 

 

AさんもBくんも

いわゆる偏差値の高い大学を出ている。

第一希望の会社にも入れたのだろう。

 

 

でも、数ヶ月で辞めてしまった。

 

 

こういった話をあちこちで聞いたことがあるが、

要は、連絡や相談を入れていないがゆえに、

より事態を悪化させたり、

自ら居心地の悪い状況を作ったりしている。

 

 

せっかく中高大と勉強を頑張り、

良い大学、良い企業に就職しても、

たった数ヶ月で無職になってしまう。

 

 

そういう話を聞くたびに、

私は、せめて自塾の生徒たちには

報連相をちゃんと身につけてほしい。

と、思うようになった。

 

 

だから日頃から、

報連相ができるように指導をしている。

 

 

今回のつぶやきはだいぶ長くなってしまったので

そろそろまとめないといけないが、

結局、自分で飯を食える人になってもらわないと困る。

 

 

そのためには、勉強ができるかどうか以上に、

組織の中で、上手く立ち回れるか?だと思うんだよね。

そして、上手く立ち回るためには、

報連相は絶対に必要なスキルだと思っている。

 

 

AさんもBくんも、

きっと大人になるまでに

それを教わってこなかった。

 

だから勉強はできても、報連相ができず、

トラブルメーカーになってしまう。

 

 

でもこれって、

社会人になる前に教わっていたら、

できるようになるはずだよね。

だからこそ、ちゃんと今、

中学生のうちに教えないといけない。

 

 

私はそう考えている。