OKUNO塾では中学生クラスで全県模試を採用している。
模試は、入試の雰囲気を味わう良い機会だし
入試問題の演習ができるので、ぜひ受けて欲しい。
そして、模試を受ける中で身につけて欲しいことが、
『時間配分』の重要性である。
入試は、どの教科も時間との勝負になる。
特に神奈川県の場合、英語・数学はかなり時間が厳しいだろう。
英語は全国的にも文章量の多さは有名で、とにかく量が膨大である。
数学は、量は多くないものの、
正答率が5%ほどしかない非常に難しい問題が3問ほど出るので、
考えたり計算をする時間がかなりかかる。
そして時間が足りなくなってしまう。
だから、時間配分を考えないといけない。
生徒たちが模試を解いているとき、
私は後ろから様子を見ているのだが、
ついつい、声をかけたくなってしまう。
(もちろん試験中に声をかけるのはダメなのでしないけど。。)
その代表的なものが、
「もうその問題は分からないんだから次に進みなよー。その問題をどんなに頑張っても2点しかもらえないのに、かれこれ5分くらい使っているよー!」
である。
気持ちはもちろんわかるよ。
なんとかして解きたいんだろう。
でもさ、その1問に5分をかけることによって、
後半の問題3問の時間がなくなってしまったらどうだろう?
しかも、後半の3問が4点問題だったらどうだろう。
2点の問題のせいで、4点問題3つ=12点を失ってしまう。
しかも、結局時間をかけた2点の問題も間違っていた。
となると14点も失点してしまう。
4点問題3つの中に、
時間があれば解ける問題が潜んでいるとしたら、
この解き方は確実に戦略ミスである。
そういうことを模試を通して理解し、
模試を通して時間配分が上手くならないといけない。
今は失敗してもいい。
でも、入試の日は失敗しないように練習を積む。
これが大事である。
時間配分は本当に重要。
毎年、時間配分は細かく指導している。
今年の2年生3年生も、受験の日までには
時間配分を叩き込まないとね。
1問にこだわることで、
他の何問も捨てることになってしまう。
そんな解き方ではダメだ。
1問を捨てる勇気。後回しにする勇気。これが重要。
実践演習をもっと積まないとね。
こういったことは簡単には養われないだろう。
鍛え甲斐がありそうだ。