神奈川県の公立高校入試は
今年、さまざまな変更があった。
具体的な変更点は次の通り。
・多くの高校で面接の廃止
・ウェブ出願、ウェブ志願変更
・特色検査の選択問題が5つ→4つに
・二次選考にも内申点が見られるように
1つずつ見ていこう。
①「面接の廃止」
一部の高校を除いて、面接試験は廃止され、
テストと内申点だけで勝負がつくようになった。
まぁとはいえ、もともと面接は
全員同じ点数にしている高校もあるくらいなので、
面接がなくなったからといって、
特に大きな変化があるわけではない。
②「ウェブ出願・ウェブ志願変更」
出願も志願変更もウェブに手続きをする流れになった。
メールが届かないトラブルがあったが、
次回以降はトラブルもなくなるだろう。
③「特色検査の選択問題が5つ→4つに」
これまで特色検査の選択問題は
5つあったが、それが今年から4つになった。
これからは湘南高校型の2つと、翠嵐高校型の2つの
計4つになるのだろう。湘南と翠嵐以外の高校は
4つの中から2つ選ぶことになる。
大抵が湘南型から1つ、翠嵐型から1つ。
という具合になるだろう。
また、翠嵐型の中でも記述がある方は、
おそらく採点が大変になるという理由から
選ばれにくいと思われる。
なので、湘南型から1つ、翠嵐型の記述がない方から1つ
という選ばれ方が最も可能性の高い選ばれ方になるはずだ。
④「二次選考にも内申点が見られるように」
この変更点はかなり大きい。
これまでどんなに内申点が低くても、二次選考では
内申点が関係なかったので学力だけで受験ができた。
でも今年からはそうはいかない。
二次選考でも内申点が必要。
しかも内申点1点が学力検査5点分に相当するので、
内申が6違うだけで、逆転はほぼ不可能だと思う。
入試で30点の差を乗り越えるって、相当大変だからね。
これまでもずっと内申点が重要だと言ってきたけど、
今年からは今まで以上に重要度が増している。
内申点が低い生徒は、本当になんとかすべきだし、
親御さんも、この事実を知っておくべきである。
以上、ざっと今年の入試制度の振り返りである。
入試制度は、定期的に変更されるので、
最新の情報を常にキャッチしないといけない。
5年前とは違うからね。
受験は情報戦。
こういった情報は日頃からつかんで行って欲しい。