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学力向上の鍵:勉強の質と量

小学生も中学生も問題を解くスピードと学力には正の相関があるとよく感じる。勉強が得意な生徒は、1時間あたりにこなす量がとにかく多い。勉強が苦手な生徒は1時間で5ページほどしか進まないところを、1時間で15ページくらいやったりする。

 

 

つまり密度が大きいのだ。勉強の密度だから勉強密度でいいかな。(ちなみに勉強密度ということばをググると結構出てくる。一般的な用語になっているのかも?)この勉強密度を上げることが質の向上につながると思う。

 

 

学力向上の鍵としてよく言われるのが、勉強の質と量を向上させましょう。というもの。勉強の量は何時間勉強したか?で測れるので簡単である。一方で質は測定が難しい。5時間勉強してもほとんどぼーっとしていれば、質は良くないし、ずっと手を動かしていても、答えを写していたら質は良くない。

 

 

では勉強の質とは何か?それは大きく2つあると思う。

 

 

1つ目は「勉強密度」。単位時間あたりにこなす量を増やすことで勉強の質は上がる。ボォーッとしていたり、すぐスマホを触ったりしていたら、勉強密度は上がらない。また、1問にこだわりすぎてしまうような場合も勉強密度は上がらない。わからない問題は諦めて解説を読むという切り替えも大事だ。こういったところが臨機応変に対応できるようになると勉強密度は上がる。

 

 

そして2つ目は「解けない問題を解けるようにすること」。これも難しいよね。頭を使って、自分に嘘をつかずに、ラクをせずに、解けない問題を解けるようにしないといけない。あぁめんどくさいなぁという気持ちに打ち勝たないといけないけど、ついつい「まぁよくわかんないけど答え書い解けばいいや」とか「発音とかわからないけど先生にはバレないしそのままでいいや」とラクをしてしまう。

 

 

自分に厳しくして、解けるようになるまで解説を読んだり、先生に質問したりしないといけない。しかも1回では覚えられないので、復習する日を設定しないといけない。こういったことまでできる生徒は本当にごく一部である。とにかくめんどくさいという気持ちが大きいから、打ち勝つのは本当に大変。

 

 

ということで勉強の量と質。その質に特にこだわってほしい。そのためには①勉強密度と②解けない問題を解けるようにすることが大事。なかなか難しいけど、塾としてはこういったことが少しでも生徒1人でできるようにサポートしていかないといけない。