旧OKUNO塾のつぶやき

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【塾講師から見た分析】コノ塾はなんで急拡大できるの!?

今日は最近話題の塾についてつぶやこうと思う。

 

それは「コノ塾」だ。快進撃がすごい。まだオープンしてから3年も経っていないのに、86教室もある。出店の勢いがものすごく早い。当塾にもコノ塾の消しゴムを使っている生徒がいるが、それだけ広告・営業活動に力を入れているのだろう。

 

 

コノ塾についてはこちら↓

【都立高受験に強い】デジタルと人による指導を融合したコノ塾にインタビュー | 料金や口コミ・評判を知る【塾シル】

 

 

なぜこれだけ出店のペースが早くできるのか?学習塾業界で最も大変なのは、先生の確保だ。教室の確保でも、教材の確保でもない。先生の確保。だからどうやっているのか?調べていると、コノ塾はタブレットで生徒たちが自主学習をしていくので、そもそも先生が個別指導塾と違って必要ない。松蔭塾と同じ感じだね。授業を人がするのではなく、タブレットの映像授業を生徒が見るスタイルだ。

 

 

これであれば、指導歴がない人でもあるいは1教科しか教えられない人でも大丈夫。だからこれだけ急速に教室数を増やせるのだと思う。AIとか技術の進歩で、今では授業をしない塾が増えてきている。

 

 

対面授業は必要ないよね?先生も最低限でいいよね?となっていくと、もしかしたら塾でやる必要もないよね?家でやればいいよね?という流れにもなっていくのかもしれない。先生は最小限→塾という場所もいらない→自宅でどんどん自習をさせる塾。こういう流れになるのかな?

 

 

コノ塾では基本的に生徒がタブレットを見ながら、イヤホンをつけて勉強しているので、生徒たちが勉強をしている間は先生は見回りをしている。寝てないかな?ちゃんと動画を見ているかな?とかね。基本的に人が教える塾ではないので1人の先生で10名近く一気に見られる。

 

 

一般的な個別指導塾だと生徒10名であれば先生は5名以上必要なので、人件費がかなりかかるが、1人の先生で10名近く見られるなら、だいぶ人件費が抑えられる。本当に考えられているなぁと思う。すごいよね。

 

 

youtu.be

 

上の動画でもあるが今後、先生は教える存在ではなく、データを分析する存在になっていくのかもしれない。どの問題を間違えて、どの問題が正解だったか?間違えた問題はもう一度授業動画を見てもらうという具合にね。

 

 

ただ一点だけ、動画を見て疑問に思ったことがある。それは生徒がタブレットで勉強をしていて理解できない箇所があったとき、誰が教えるのだろうか?

 

 

実は当塾でも動画の授業を見てもらうことはある。Youtubeの動画とか、スタディサプリとか、教材の映像授業とかね。ただ、素晴らしい先生の授業であっても、わからない箇所は生徒それぞれよく出てくる。そういった時に誰が教えるのか?そこがいまいちわからなかった。

 

 

そこにいる先生が教えられる科目ならいいんだけど、たとえば学校で英語を教えていた人がコノ塾の先生になって、理科の質問や数学の質問を受けた場合、誰が答えるのだろうか。

 

 

先ほどの動画を見てみると(twiceのスペルが不安だったというシーン)、それに対して、先生はtwiceのスペルを教えることはせず、3回目、4回目って英語で言える?と聞いている。

 

 

ここで指導の動画が終わってしまているので勝手に先を予想すると、きっと3回目とか4回目を教える単元の動画を見るように伝えているのではないだろうか?つまり、質問を受けたら、答えるのではなく、「あなたはここができないのね?ではこちらの動画を見るといいよ」と指導しているのかもしれない。

 

 

これなら、本当に現場の先生は指導をしなくて済む。教育業界は人手不足とか、ブラックとか言われているけど、こういった「あなたはこの動画を見なさい」「君はこの動画を見なさい」と割り振るような役割になれば、人手不足は一気に解消すると思う。実際武田塾もこういう授業をしないスタイルだから、今のトレンドなのかもしれないね。

 

 

今後もどんどん教室数が増えていくのではないかなと思う。塾ってフランチャイズでどんどん教室を増やしていくんだけど、これならフランチャイズオーナーになりたい人もたくさん出てくるんじゃないかな?なぜかというと、授業をするという最も負荷の大きい部分を映像授業に委ねられるのだから。

 

 

人手不足や人件費の高騰で、なかなか人を採用できない塾業界に新たな旋風を巻き起こしてくれそうだ。今後の動向も非常に気になる。